スプリング ハズ カム!辻三蔵の「ウィークエンダー」。日曜競馬徹底予想!
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朝イチにサフラントウショウ(福島土曜1R)、カラベルラティーナ(東京土曜1R)が連勝した奥平厩舎。土曜日に2勝して今年の勝ち鞍を15まで延ばした。リーディングトップの松山厩舎(17勝)を猛追しているが、日曜日も5頭が出走予定。
特に鈴来騎手が騎乗するアイアムアドーター(東京日曜10R)は気合が入っている。木曜日の午後に厩舎に訪れると、奥平師が鈴来騎手に個人レッスン。鈴来騎手がテン乗りということもあり、レーシングビュアーを見ながら、競馬四季報を開きつつ、説明。アイアムアドーターが好走したレースをピックアップして、いいイメージを植えつけながら、前2走の敗因や状態の良さを熱心に教えていた。鈴来騎手も金曜日にも厩舎に来ると言っていたからかなりやる気だ。奥平師も「くる(鈴来)は真面目だし、あの子は乗れるよ」と腕を買っている。
昇級して2戦の成績が冴えないが、敗因はハッキリしている。2走前(8着)は後方で抑えすぎ。直線で外々を回るロスの多い競馬だった。休み明けの前走(15着)はスタート直後に挟まれて度外視。しかも除外続きでプラス14キロ(488キロ)と体に余裕があった(連対体重482キロ)。
ひと叩きした今回はガラリ一変。今週の坂路では奥平師自ら手綱を取り、馬なりで4F49秒9をマーク。追い切り後、時計を聞いてきた奥平師は「ケイコ駈けするとはいえ、60キロの俺が乗って、49秒9はかなり速い。終い(1F12秒5)も伸びていたし、ひと叩きして確実に良くなっている」と言葉も弾む。確かに前走は48キロの小柳調教助手が騎乗して50秒4止まり。60キロの奥平師が乗って、時計を詰めたのは状態がいい証拠だ。前走で生涯8度目の二桁着順を喫したが、次走は[2104]と逆境になるほど、力を発揮するタイプだ。
1000万の勝ち時計(1分10秒8)は翌日のアクアラインS(古馬準OP)とわずか0秒1差。のちにガーネットSを勝ったスリーアベニューと互角の時計だ。負かしたノーザンキッズが門松S(1600万)で4着した比較からも、準オープンでも能力は通用する。
「東京ダ1400mは1000万(1着ピクシーダスト)で2着(アタマ差)した実績がある。そのときは後方(11番手)から追い込んだ。今回も速い馬が揃っているし、末脚を生かす競馬になるだろう。このクラスでもやれる馬だよ」と師の期待も大きい。
今週木曜日、サンスポに掲載されている堀紘一オーナーのコラム「馬事正論」で奥平師の活躍について書いてあった。「わがことのように嬉しい」と書いていたが、一方で「相当、競馬が嫌いになっている」と所有馬が勝てないことをボヤいていた。「そろそろ私の馬にも遅い春が訪れてきそうだ」と締め括ったオーナーに対して、師も期するものがある。調教師、オーナー、ジョッキー、トラックマン、皆、気があるのに専門紙の印はどこも無印。人気は全くないが、力が入る一戦だ。スプリング ハズ カム!
[フジビュースタンドS予想]
◎アイアムアドーター
○ヒカルバローロ
▲プリュネル
△ビッグジェム
△スターオブニルス
△レキシントンシチー
△フォルテピアノ
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