「オーバマニア」辻三蔵の「ウィークエンダー
 最近は「オーバマニア」としてすっかりキャラが定着。東京競馬場「レーシングセミナー」でもファンの人に「今週のオーバ、どうですか?」と声をかけられるようになったが、そうなると、「オーバ率」(大庭騎手での万馬券的中率)の向上にますます努めないといけない。先週の『競馬道On Line』「プレミアム予想」では東京土曜10R鎌倉S◎ステイドリーム(7番人気3着)、日曜12Rつばさ賞◎トーホウオルビス(8番人気1着)がズバリ的中。鎌倉Sでは3連単△-△-◎59,580円的中とオーバ率向上に繋がった。
 オーバ率向上委員会としては大庭騎手が穴を出すタイミングをピンポイントで当てないといけないが、ヒントは東京ダ1400mにある。今春の東京開催で大庭騎手は東京ダ1400mで大穴を出す。全体成績は[1・2・3・10](複勝率37.5%)だが、7番人気以下の馬にしか乗ったことがない(5月29日現在)。複勝圏内に入った馬を調べると、4角6番手以内と逃げ先行馬に限定。ハナを切ったときが[1・2・1・1]と複勝率80%。平均単勝オッズ121.6倍の馬(平均10.8番人気)に乗って、複勝回収率2998%(平均着順2.6着)は驚異的な数字だ。しかも関西馬を頼まれたとき(1・1・1・2、複勝率60%)は要注意。関西馬は相手関係を吟味して遠征するケースが多く、水曜想定の時点では有力騎手が埋まっているので大庭騎手にチャンスが巡ってくる。ちなみに関東馬複勝圏内に入った馬は騎乗経験があった上での乗り替わりだった。出走馬の経歴を見れば、勝負所が見えてくるだろう。
 とはいえ、「オーバマニア」といっても、私も大庭騎手だけでは商売にはならない。先週のグリーンチャンネル『KEIBAコンシェルジュ』では予想6レース中5レースで本命馬が2着以内に入った。東京日曜4R◎テルバイク(4番人気2着)から始まり、東京10Rむらさき賞◎リリエンタール(1番人気1着)、新潟11RルミエールS◎ストロングポイント(9番人気2着)、京都11R◎キヲウエタオトコ(3番人気2着)、そして大庭◎トーホウオルビスでダービーデーを締め括った。ただ、肝心の日本ダービーが全くダメだった。春のGI7連戦はオークスのピュアブリーゼ(8番人気2着)以外、いいところがないが、最後の安田記念は気持ち良く当てたい。もちろん、本命はおなじみのアノ馬で。