『辻調教専門学校』解説2〜好走時計編〜

sanzo20043212015-09-03

9月1日付で 『辻調教専門学校〜調教で厩舎攻略する料理法』主婦の友社)はAmazon楽天ブックス、hontoの競馬売れ筋ランキング*1で1位を獲得しました。
買って下さった皆様、本当にありがとうございます。

今回は「厩舎分析コラム」の活用法について説明したいと思います。
メインになる「東西100厩舎徹底料理法」では美浦50厩舎、栗東50厩舎の調教分析が掲載されています。
最初の堀宣行厩舎から読み始めるのもいいですが、個人的には重賞の調教で気になった厩舎を順次調べる形をおすすめします。

厩舎分析コラムの構成は(1)厩舎の紹介、(2)調教スタイルの説明、(3)各調教コースの好走時計、(4)『競馬道調教マスター』で分析した「好走調教パターン」の順番になっています。

「好走時計」あるいは「基準タイム」は太字で表記されていますが、調教コースと合わせて蛍光ペンでマークすると使いやすくなります。

例えば、9月6日の新潟記念に出走する藤沢和雄厩舎のアヴニールマルシェ美浦坂路で直前追い切りを行いました。
調教時計は[4F55秒2−3F39秒6−1F12秒6]。
藤沢和雄厩舎の厩舎分析コラムを調べると、美浦坂路の「好走時計」は[4F54−55秒台、3F39−40秒台、1F13秒前半]。
『競馬道調教マスター』で分析した「好走調教パターン」にも該当しており、久々の出走でも「好仕上がり」と判断できます。