新井貴浩の考察。

新井貴浩は終わったのか。

開幕前の練習中に左ふくらはぎ痛を発症し、5月11日に1軍復帰した新井貴浩選手。
スタメン復帰初戦の阪神戦でタイムリーを放ち、カープは14対1の大勝。
解説者の野村謙二郎氏が名付けた「新井さんおかえり打線」が爆発した。
左投手が先発のときに1塁、指名打者で出場する機会が増えたが、調子がなかなか上がってこない。

☆2018年度、新井貴浩選手の打撃成績(2018年6月19日現在)

セ・パ交流戦オリックスソフトバンクに5連敗したとき、
6番打者で4試合スタメン出場。
15打数3安打(打率.200)2本塁打2打点。
得点圏で8打席回り、1安打で打点なし。
勝負強さが影を潜めて起爆剤にはなれなかった。

新井貴浩は終わったのか。
決して、そんなことはない。
今年の代打成績(5試合出場)は3打数2安打5打点、1犠飛、1四球。
5月26日中日戦:4回裏2死満塁で2点タイムリー。
5月31日西武戦:8回裏2死満塁で2点タイムリー。
6月6日日本ハム戦:5回裏1死1、3塁で犠牲フライ。
劣勢下でカープナインやファンに勇気を与える貴重な一打を放っている。

新井貴浩41歳。
スタメン出場で消耗した肉体的疲労は持ち味の元気の良さを奪い、精彩を欠く要因になっている。
1塁はチーム打点トップ(34打点)の松山竜平本塁打トップ(10本)のバティスタの併用。
レフトは野間を本線に松山、バティスタをケースバイケースで使えば良い。

途中出場でも球場の雰囲気を変える新井は「勝負所での代打」が適任ではないか。
肉体面の負担を減らし、責任感を持たせることで新井の選手人生を活かせる。
「代打の切り札」新井貴浩
「代打新井」の威圧感は往年の前田智徳に匹敵する。