3番不在で始まった今年の広島東洋カープ。
昨年初めて規定打席(126試合出場、打率.286、盗塁17)に達した、
野間峻祥が開幕から5試合連続安打で3番定着。
「タナキクノマ」の上位打線を構築し、
新生カープの一翼を担う。
ただし、チームの浮沈を握るのは「不動の4番」鈴木誠也。
4月3日(水)中日対広島2回戦。
1対0中日リードで迎えた7回表。
ツーアウトから菊池2塁打、野間四球。
ツーアウト1、2塁で、4番鈴木誠也。
セットアッパー祖父江から、
センターバックスクリーンに逆転スリーランを放った。
昨日チャンスで空振り三振に打ち取られた祖父江から、
ホームランを打ち返すのが鈴木誠也の凄さ。
投攻守が噛み合わず、
開幕2戦目から3連敗を喫したが、
野村祐輔の7回1失点の好投に応えた。
チームの勝敗を決する特大ホームランを放つ。
責任感、信頼感、勝負勘を見せる姿に、
「カープ不動の4番」の風格が漂っている。