4回東京1週目(10月5~6日)の調教コース別成績は以下の通り。
南馬場Dウッドコース調教馬の勝率は7%。
4回中山開催での勝率(10%台)を下回る結果になった。
原因は、左回りでの初めての追い切りに戸惑い、攻め切れなかったこと。
しかも追い日の9日(水)は開門から1時間(午前6~7時)、
霧の影響で調教時計が計時不能(手動計測のため)だった。
目視できる「ゴール前の一瞬の動き」、調教騎乗者の主観的感想だけでは、
体調管理が難しかった。
10月2日(水)当欄で記載したように、
ホースコール(情報計測システム)を使用している堀宣行厩舎は、
調教時計が自動計測できる。
2日(水)南馬場Dウッドコースで霧の中、追い切った、
バリングラ(東京土曜8R本栖湖特別)、サリオス(東京土曜11RサウジアラビアロイヤルC)、サクラトゥジュール(東京日曜5R2歳新馬)が勝利。
1、2番人気馬で3戦3勝。
霧で見えない恐怖を、リスク管理に基づいた客観的データで補った。
萩原清厩舎はリスクを避けるために、慣れ親しんだ南馬場ポリトラックコースを使用。
南馬場ポリトラックコースで併せ馬を行った、
ダノンキングリー(東京日曜11R毎日王冠)、デュアルマンデート(東京日曜7R3歳以上1勝クラス)はともに勝利。
左回りの南馬場Dウッドコースは、
調整方法が馴染むまで良く観察することが必要だ。