アイにコイに揺れる週末!辻三蔵の「ウィークエンダー橿原S(京都土曜11R)徹底予想!
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 準OPのダ1200mは相変わらずの出馬ラッシュ。橿原S(京都土曜11R)は25頭が除外された狭き門だ。フルゲート16頭の内、優先出走権が2つある馬が7頭。優先出走権1つでも出走は危ういところだが、奥平雅厩舎のアイアムアドーター(優先出走権1つ)は運良く、出走権を掴み取った。今回は昇級戦だが、前走の勝ち時計(1分10秒8)は翌日のアクアラインS(古馬準OP)とわずかコンマ1秒差。同じ重馬場でのちにガーネットSを勝ったスリーアベニューと互角の時計だ。ちなみに今回、人気になるビービーバーニングはアクアラインS(5着)で1分11秒4と遅れを取った。
 しかも2、3着馬(ウエスタンウッズ、ノーザンキッズ)は先週の1000万条件でワンツー。ブリュネルが勝ったハッピーエンドC(1分11秒4)より遥かに強いメンバーだった。別定戦で両馬をねじ伏せたように時計、内容共にハイレベルだった。昇級戦でも力は通用する。
 年始めに除外されて出走が延びたが、中5週は2戦2勝と間隔を開けた方がいいタイプ。今週の坂路では奥平雅師自ら手綱を取り、コイウタと五分に渡り合った。師も「コイウタが外から迫ってきたので気合をつけたらビュッと反応した。あまりの反応の良さにコイウタがついてこれないと思い、隣りを見たほどだよ。コイウタに乗った調教助手は48キロと軽いけど、俺は58キロ。それでコイウタより動くのだから本当に具合がいいよ」と好感触。確かに体つきが逞しくなり、動きに迫力が増している。まさに今が旬だ。
 今回は有力馬が軒並み除外されて、準OPにしては手薄なメンバー構成。しかも内枠に逃げ馬が揃って、乱ペース必至。4番枠からハナを切りたいウイングシチーに、ハッピーエンドCを逃げ切っ6番プリュネル。しかも同型の7番ピサノアルハンブラは前走でプリュネルに騎乗していた岩田騎手だ。プリュネルの強さは知っているだけにできれば、ハナを奪いたい。更に外枠には奥平雅師が「行かなきゃダメな馬」と言うフジマサミラクルがいる。しかも1番人気のビービーバーニングは前に馬を置かないと、折り合いがつきにくいだけに15番枠で気持ち良く行ってしまえば、必然的に流れは速くなる。
 メンバーを確認した師も「アイアムは前走同様、中団から差す競馬になる。展開が向きそうなだけにチャンスはあるよ」と色気たっぷり。鞍上は園田の川原騎手。なるほど、追わせる馬だけに柴山、御神本と腕っ節が強い地方所属ジョッキーと相性がいい。師が除外直後にいち早く確保したのも良く分かる。アイにコイに揺れる週末だ。
[橿原S予想]
◎アイアムアドーター
○ビービーバーニング
▲トーセンザオー
△アイファーフクオー
△カリスマサンキセキ
△サワノブレイブ
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