輝く!日本レコード大賞辻三蔵の「ウィークエンダー宝塚記念プレビュー!
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 今開催の阪神はレコードラッシュ!土曜日の三宮特別(3歳上1000万)ではマイネルポライトが1分32秒0で快勝。コンゴウリキシオーマイラーズC)が保持するレコードタイムを更新した。日曜日には芝1800mでレコードを2度更新。3歳未勝利戦でダイワチャームが塗り替えたレコードを1時間後の和田岬特別(3歳上500万)でパーフェクトジョイが更に上回った。
 レコードラッシュの原因は前半のペースが極端に速いからだ。芝レースの前半5Fは10レース中8レースで58秒台を切っている。ちなみにペースが遅かったのは土曜5R2歳新馬戦(芝1600m、1着ポルトフィーノ、5F62秒1)、6R3歳未勝利(芝2200m、1着オッティマルーチェ、5F61秒3)だけだ。どちらも1、2番手につけた馬がそのままゴールインした。開幕週最初の芝のレースで先行馬が有利なのがわかったジョッキーがハナを競い合った結果、ペースが速くなった。開幕週で馬場がいいのもあるが、ジョッキーの心理的作用が大きい。
 もちろん、この傾向は同じAコースの2週目まで続くだろう。ジョッキーの頭の中に「先行馬有利」の残像があれば、前に意識が行く。そうなれば、当然、前半のペースは速くなる。その結果、先週同様、末脚を温存した差し馬にチャンスが巡ってくる。
 宝塚記念は徹底逃げ馬のアドマイヤメインを巡って、ダイワメジャーアサクサキングスシャドウゲイトコスモバルクといった有力馬が追いかける。脇役のマイソールサウンドローエングリンインティライミも前に行く。凱旋門賞に向けて負けられないウオッカメイショウサムソンも早めに動けば、ハイペースになるのは必然だ。宝塚記念のレースレコードは2004年タップダンスシチーの2分11秒1。このときはローエングリンの大逃げにホットシークレットが絡み、前半5F58秒5のハイラップだった。先行勢に実力馬が揃った今年は史上空前のレコードタイムだ。
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