歓喜のシャワー!辻三蔵の「ウィークエンダー
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 金曜昼、奥平厩舎に行くと、水道管からホースを引っ張って、何やら大工事。奥平師に伺うと、「ドライミストを取り付けているんだよ」とニッコリ。
 ドライミストとは細かい水の粒で人工的に霧を発生させ、蒸発する際の気化熱の吸収を利用して周囲の気温を下げるシステム。厩舎の馬房前の天井に1本のノズルを設置。そこから霧が出る仕組みになっている。厩舎関係者では伊藤正徳調教師が初めて導入した。
 奥平師は「先日、伊藤正厩舎で見てきたけど、馬が気持ち良さそうにしていたね。夏場は気温を下げる効果があるし、冬場は乾燥を防げる。これなら一年中、快適に過ごすことができるよ」と楽しそうに話していた。
 「ドライミストをつけられたのも、スイートフィズが頑張ってくれたおかげだよ」と目を細める。スイートフィズは前開催で出雲崎特別(古馬500万)を快勝。今週は中2週で葛飾特別(中山日曜10R)に出走する。「前走は開催を睨みながらの調整で少し太い(プラス8キロ)と感じたが、地力で勝ってくれた。今回は昇級戦と言っても、トップハンデが55キロなように抜けた馬はいない。一戦毎に成長を感じるし、ハンデ52キロなら勝負になるよ」と自信満々。
 確かに前走はゴービハインドやモンテチェリーといった1000万で好勝負していた馬が揃っていたが、好位から抜け出す完勝。今週の坂路では豪雨の中、シッカリとした脚取りで終い1F12秒4(4F51秒5、強め)と伸びた。前走は1F12秒8(4F51秒7、一杯)と反応が鈍かっただけに更に良化している。
 現級勝ちの実績があるハナパックは揉まれ弱いため、何が何でもハナを切りたい。前走でハナを切ったが、前半3F35秒0と未勝利並みに遅かった。中途半端なダッシュ力しかないだけに、同型のサクラワイズ、トーセンセイント、ベルモントリボンが絡んでいくはずだ。好位につけられるスイートフィズには絶好の展開だ。 
 「この後は放牧に出す予定。来年はトウショウガナーと共にもっと上を目指している。勝って、放牧に出したいね」と力を込めた。
[中山日曜10R葛飾特別]
◎スイートフィズ
○ホワイトリーベ
▲ルミナスポイント
☆チアズウイナー
△ゴットザビート
△クリアエンデバー
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