春蘭、秋菊、ともに廃すべからず!辻三蔵の「ウィークエンダー有馬記念トライアル総まくりパート2!
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 菊花賞日本ダービー2着のアサクサキングスがダービー馬不在の最後の一冠を制した。レースは横山典騎手のホクトスルタンがハナを切り、絶妙なペース配分。2000m通過2分04秒3はセイウンスカイが逃げ切った1998年と比べて、0秒4遅いだけ。淡々と流れる中、アサクサキングスは先行集団から離れた5番手を追走。2週目の3コーナー下りからロングスパートをかけると、直線半ばで先頭。アルナスラインの猛追をアタマ差振り切った。勝ち時計の3分05秒1は一昨年のディープインパクトと0.5秒差。破格のレコードタイム(3分02秒7)が出た昨年よりも馬場状態が悪いだけに、中身が濃い内容だった。
 2着アルナスラインは終始、行きたがっていたように、距離適性の差が出た。それでも勝ち馬を上回る末脚で追い込んだように地力がある。得意の中距離戦なら逆転も可能だ。
 3着ロックドゥカンブは勝負所で馬群に包まれて身動きが取れなかった。最速の上がりで追い込んだが、脚を余した形になった。

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