最強タッグ結成!今年まだ1勝の藤沢和厩舎がミナミの帝王内田博幸騎手と初タッグ!辻三蔵の「ウィークエンダー仁義なき戦いが始まる?
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 東京に替わり、大攻勢をかけた藤沢和厩舎だが、相変わらずの不振。東京新聞杯ではキングストレイル(6着)、ウインラディウス(11着)が見せ場すら作れず、デビュー戦でフサイチジャンクと人気を二分したフェラーリワン(未勝利5着)は明暗がクッキリ分かれた。
 1回東京1週目が終わった時点でわずか1勝。東西リーディングトレーナー135位は信じられない成績だ。不振の原因は再三*1、書いているように「攻め不足」。乗り込み本数は変わらないが、調教自体が軽すぎて、ケイコの絶対量が不足しているからだ。
 ただ、主戦のノリさんをケガで欠いたのも痛い。昨年暮れ、デザーモのスランプにより、今年は横山典、北村宏騎手を主戦にすることを決めたが、ノリさんが長期離脱。エース不在の中、北村宏騎手が孤軍奮闘したが、勝ち星が京成杯(1着ジャリスコライト)だけでは確かに物足りない。
 そんな中、今週の白富士S(東京土曜11R)スズノマーチには南関東リーディングジョッキー内田博幸騎手が初騎乗。スズノマーチといえば、北村宏騎手が自厩舎で初めて重賞(エプソムC)を勝ったお手馬。それだけにこの乗り替わりの意味は大きい。内田博騎手は翌日の金蹄S(東京日曜10R)でもサンデーストリームに騎乗する。テレビ山梨杯(東京日曜9R)のピサノパテックには北村宏騎手が騎乗*2するが、エース交代のイメージは拭えない。
 しかし、最近の北村宏騎手はエースとしての自覚が出てきた。指示通りに完璧に乗るのは当然として、追い切りで動かない馬にはビシッと気合をつけるようになった。「馬なり」調教の藤沢和厩舎では珍しい光景だが、かつて岡部騎手やペリエは動きが物足りないと、必ず追っていた。名手と同じように自分の判断で追うようになったのは自覚が出てきた証拠だ。
 それでも藤沢和厩舎を取り巻く状況は厳しい。休み明けのピサノパテックセントライト記念で3着したように1000万では力が抜けているが、直線で抑える調教では体が絞り切れない。しかも坂路中心のケイコではスタミナに不安が残る。それは2ヶ月ぶりの出走のスズノマーチも同じだ。確かにジョッキーを替えることは不振脱出の近道だ。ただ、それ以上に調整方法の変化が問われる。北村宏騎手は変わりつつある。だからこそ、名伯楽の次の一手に注目したい。 
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