10月10日、私が監修を務めたパソコン用中央競馬調教分析ソフト『競馬道・調教マスター』が発売された。
競馬専門紙『競馬ブック』の製作協力により、08年以降の調教データを「データベース化」。
過去6年の「レース成績データ」、『週刊競馬ブック』に掲載されている「コメントデータ」を取り込むことで、過去の調教データから競走馬、厩舎、騎手、種牡馬、競馬場などの「好走調教パターン」を分析できる。
週末は調教データを主体とした「出馬表」を使えば、ひと目で好調教馬がわかる「調教チェック」、「好走調教」をデータ化した「調教パターン」で簡単に予想検討できる。
『ホースニュース馬』社で調教班に所属していた私も『調教マスター』を活用した予想方法に取り組んでいる。
10月11日東京11RいちょうS(新設重賞)では「柴山騎手&藤沢和厩舎の調教騎乗成績」*1に着目してネオルミエール(2番人気2着)に本命。3連単○-◎-△22,600円が的中。
実戦データが少ない2歳戦で効果を発揮しており、10月11日東京5Rメイクデビュー東京(
芝1600m)では「二ノ宮厩舎の新馬好走調教」を活用して◎キャットコイン(6番人気)が1着。
『日曜レース展望KEIBAコンシェルジュ』(9月27日放送分)では新馬戦がダブル的中。
9月28日新潟4Rメイクデビュー新潟(芝1200m)では「スウェプトオーヴァーボード産駒の新馬好走調教」に当てはまった◎フジマサジャンボが1着(7番人気)。
9月28日新潟5Rメイクデビュー新潟(芝1800m)は「大竹厩舎の新馬・必勝調教」を駆使した◎ルージュバック(2番人気)が初勝利を挙げた。
美浦トレセンで調教を見た主観的要素に、「調教マスター」で分析した客観的データが加わり、予想の精度は確実に上がっている。
調教とは「実践」と「実戦」を結び付けるキーワードである。
調教で「実践」した成果が「実戦」で結果として表れる。
『調教マスター』は「調教」という未知の分野をデータベース化することで解明した画期的な調教分析ソフトだ。