実りの秋…辻三蔵の「ウィークエンダー。ディープ、ハーツ不在の秋の天皇賞の主役は?毎日王冠追い切り診断!世代交代なるか!?
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 ディープ、ハーツ不在の秋の天皇賞の主役はやはり古豪?7歳馬アサクサデンエンは今までの休み明けで一番、仕上がりがいい。8月下旬に帰厩したこともあり、ジックリ乗り込めたのが良かった。3週続けて長めからビシッと追ったこともあり、今週はゆとりを持った調整。いつも通り、南Dコース(重)で追い切ると、6Fから先行するフォーカルポイント(古馬オープン)を10馬身追走。直線で内から並びかけるが、いつもなら追っつけるところが、調教パートナーの江田勇騎手は手綱を引っ張ったまま。前夜の雨で脚抜きのいい馬場を差し引いても[6F80秒7〜5F65秒0〜1F11秒9]は速い。馬場差があるとはいえ、安田記念の追い切り(良)では[6F80秒4〜5F64秒9〜1F12秒0]と今回と遜色ない時計で目一杯に追っていた。休養前とは明らかに動きが違う。今回は追う必要がないほど、完璧な仕上がりだ。
 南ウッドコース(やや重)で追い切った5歳馬ダイワメジャーはリラックスしているのが好感。遥か前を走っていた増沢厩舎のストロングフローラを追いかけたが、直線で交わすときにムキになっていないのがいい。アッサリ抜き去ると、後は独走。ゴール前、軽く仕掛けて[5F63秒8〜1F12秒0]の好時計をマーク。躍動感溢れるフットワークで久々を感じさせない動きだ。
 太く見せる体型だけにジョッキーが追い切ると、ついビシッと追ってしまう。そのため、気合が乗り過ぎるケースがあるが、今回は乗り慣れた調教助手が細心の注意を払って仕上げた。同じ休み明けでもいきなりピークに持っていた昨年(5着)よりも気配は上だ。
 5歳牝馬ダンスインザムードは久々でも体は仕上がっている。ただ、妙に落ち着いているのが気になる。気性が大人になったのもあるが、ヴィクトリアマイルのときと比べると、迫力が物足りない。どちらにせよ、目標は秋の天皇賞。おつりを残した仕上がりだ。
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