砂上の楼閣…辻三蔵の「ウィークエンダー。流されては崩れていく 砂の城のように…ジャパンCダート徹底予想!
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クロフネアドマイヤドンカネヒキリといった単勝200円を切るチャンピオンホースは不在。トータルインパクトリドパレスといった米国の強豪も参戦せず、ジャパンCダートは群雄割拠。ましてや、JBCクラシックを勝った一昨年の覇者タイムパラドックスが調教中に骨折。G1馬はJBCスプリント、マイル、南部杯など、交流G1、3勝のブルーコンコルドと、昨年の朝日杯FSを勝ったフサイチリシャールの2頭だけ。しかし、どちらもマイルでは心許ない。
 そんな中、前日発売単勝1番人気は昨年の2着馬シーキングザダイヤ川崎記念から東京大賞典まで2年間で積み重ねた交流G1、2着の数はなんと8回。今回は過去に苦渋を舐めたカネヒキリアジュディミツオータイムパラドックスのビッグネームはない。ようやく順番が巡ってきたように見えるが、南部杯単勝130円、4着)、JBCクラシック(単勝160円、2着)で既に取りこぼしている。勝ちに行って押し切れるほど、抜けた存在ではない。金曜現在、単勝250円は昨年のカネヒキリ(210円)に匹敵する人気だ。確かに昨年はカネヒキリのハナ差2着だったが、同じぐらいの信頼は置けない。人気は砂の城のように築いては流されていく。
 2番人気(500円)ブルーコンコルドは確かに前走のJBCマイルは強かった。ただ、あれは川崎の小回りのマイル戦。昨年のJBCスプリント(名古屋ダ1400m)でも5馬身差圧勝していたように地方の小回りコースは滅法得意。その割りには昨年のフェブラリーSでは離された4着だったように中央場所では分が悪い。ましてや、マイルでも長いと言われていた馬が2100mに一気に距離延長。いくらなんでもムチャすぎる。
 3番人気(960円)ジンクライシスは一昨年のジャパンCダート3着馬。しかし、中央在籍時は準オープンで賞金が足りず、使いたいレースに出走できなかった。活躍の場を求めて、今春、道営に移籍した。その甲斐あって、ブリーダーズGC3着、エルムS2着、南部杯3着と交流重賞で好結果を残している。ただ、この馬、中央時代から重賞でも好走するが、準オープンでも勝ち切れなかった。人気に推されて、G1を勝てる地力はない。あくまで伏兵だ。
 (追記あり
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