砂の番人!辻三蔵の「ウィークエンダー
人気ブログランキングにお願いします。ありがとうございます。
 平安Sは1000万、1600万を連勝中のメイショウトウコン(9番人気)が重賞初制覇。シャーベットトーン(8番人気3着)、シルククルセイダー(4番人気8着)、タガノサイクロン(2番人気9着)といった準オープン勝ち組の中で一番、人気がなかったが、見事に勝利を掴んだ。しかも今回は蹄冠部をぶつけて一頓挫あっただけに本調子になかった。プラス10キロと前走で減った体は回復したとはいえ(440キロ)、まだ全体的にひ弱さが残る。500万を勝ったときは450キロ台だったようにもっと増えてもいい。勝ち時計の1分51秒0は50秒前半の決着だった過去2年(ヒシアトラスタガノゲルニカ)と比べると、物足りないが、ダートでは[4100]と底を見せていない魅力がある。
 僅差の2着は「砂の番人」サンライズバッカス。一昨年の武蔵野Sでカネヒキリを破り、昨年は「永遠の2番手」シーキングザダイヤ(G1、2着9回)の2着。2年連続、ジャパンCダートで5着したダート界の「ものさし馬」だ。今回は14キロ増えて、自己最高の486キロ。連対体重466キロが示す通り、明らかに太かった。しかも厳寒期にも関わらず、ゼッケンの下に汗が白く浮き上がるほど、発汗。パドックで気負っていて、かなりイレ込んでいた。スタートが悪いのは相変わらずだが、それでもアタマ差まで追い込んだ。もし、サンライズバッカスが完調であれば、楽に勝っていたはずだ。条件を問わず、相手なりに走るサンライズバッカスは実力を計る「ものさし馬」。本調子にないサンライズバッカスをチギるぐらいの強さを発揮しないと、フェブラリーSでは厳しい。
●お読みになった方は→人気ブログランキングへお願いします。ありがとうございました。