静かな森の奥で…辻三蔵の「ウィークエンダー
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 昨年、63勝(中央48勝、地方15勝)を挙げて最多勝利調教師賞に輝いた森厩舎。藤沢和厩舎(中央55勝、地方3勝)を抑えての受賞となったが、今年は両者揃って不振?藤沢和厩舎は[04511]といまだ未勝利。森厩舎も中央では2勝とスロースタートかと思いきや、地方交流競走で2勝しており、既に4勝。ちゃっかり、トップの国枝厩舎(5勝)に1勝差に迫っている。
 しかし、気がかりなのは大黒柱シーキングザダイヤ川崎記念(交流G1)を回避したこと。G1で2着9回しているシーキングザダイヤにG1のタイトルは是が非でも欲しい。2連続クビ差2着している川崎記念は絶好のチャンスだったはずだ。勝てるチャンスがある限り、世界中を飛び回る森厩舎。みすみすチャンスを見逃すということは激戦の反動が抜け切っていない証拠だ。
 根岸Sにはシーキングザベストオフィサーが出走する。シーキングザダイヤに不安がある以上、フェブラリーSでは武蔵野Sで重賞初制覇したシーキングザベストがエースになる。とはいっても同じ6歳。3歳時にはアーリントンC、ニュージーランドTを連勝し、欧州遠征したエリートのシーキングザダイヤと違い、シーキングザベストはいわば「雑草」。中央で1勝も挙げられず、道営競馬に転厩。門別で1勝すると、中央に再転厩した。その後はローカルを渡り歩く、下積み生活。500万3勝、1000万2勝、準オープンを勝って、昨夏、オープンに昇格した。積み上げた勝ち星はシーキングザダイヤ(6勝)より多い8勝。同じシーキングザゴールド産駒でデビュー時から比較されていた両馬がようやく同じ舞台に上がった。
 今回は[6101]とベストのダ1400m。唯一、連対を外したときもコーラルS4着と掲示板を外したことがない。しかも東京は武蔵野S(G3)を含めて2戦2勝。おまけに東京ダ1400mのレコードホルダーと好走条件は揃った。問題は中6週と間隔が開いたこと。しかし、14日に坂路で4F52秒3、19日に4F53秒5と森厩舎にしては速い時計が出ている。そう考えると、本番はフェブラリーSよりも勝算がある根岸S武豊ジョイフルハートが一本被りになるなら軸はこちらだ。
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