ご当地マイスター!辻三蔵の「ウィークエンダー小倉記念プレビュー!
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 今年のサマー2000シリーズはご当地馬の活躍が目立つ。七夕賞は昨年の福島記念覇者サンバレンティンが勝ち、函館記念エリモハリアーが3連覇した。サンバレンティンは福島、エリモハリアーは函館と重賞勝ちはご当地だけ。1レースに人生の全てを賭ける職人だ。
 そして小倉記念には小倉三冠メイショウカイドウが参戦する。小倉コースでは小倉記念(2004、05年)、小倉大賞典(05年)、北九州記念(05年)の「G3」4勝を含めて、[8、1、2、4]。抜群の相性を誇る「小倉名誉マイスター」だ。今年は体は何ともないのに、1年間、休んで、小倉記念一本に備えた。まさに職人の鑑だ。
 ただ、ハンデは昨年の小倉記念(6着)と同じ59.5キロ。昨年は休み明けの七夕賞を59キロで勝った反動が出たのが直接の敗因。59.5キロをこなせるほど、元気はなかった。しかし、ひとつ年を取って、ハンデが据え置きなのは陣営とすれば、誤算だったはずだ。8歳の老雄にこの斤量はさすがにキツい。マイスター特典でハンデが必要以上に重くなった印象だ。後は小倉との相性の良さでどれだけ走れるか。昨年の小倉コースでは3、6着と連対を外しているのは気になるところだが…。
 昨年の小倉記念を制したスウィフトカレントの58キロは妥当なところか。昨年。レコード勝ちしたときが55キロ。続く、新潟記念(3着)で2キロ増の57キロにアップ。その後、天皇賞(秋)金鯱賞で2着と、G1、2で連対している。1年間、勝ち星こそないが、G1戦線を戦い抜いた。ローカルG3では実績は抜けている。後は宝塚記念の大敗をどう見るか。やらなかったのか、やれなかったのか。昨年の日経新春杯(2着)で稍重まではこなしていた。単純に道悪が応えただけとは思えない。休み明けの金鯱賞(2着)で走り過ぎた疲れが尾を引いているのかも。直前追い切りで状態を見極めたい。
 貧乏くじを引いたのはサンバレンティン。今回はハンデを見るために登録だけだったが、まさか58キロも背負わされるとは…。福島記念七夕賞の「G3」2勝がスウィフトカレントの実績と、同格とはとても思えない。七夕賞でトップハンデ57キロだったのも不思議だったが、それだけハンデキャッパーの評価が高いということだろう。七夕賞は6番人気で勝った。ファンが思う以上に、強い馬かも?
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