日本坂路学会!辻三蔵の「ウィークエンダー
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 今週月曜日に、美浦坂路コースは外側のウッドチップを取り替えた。新しいチップは粒が大きく、脚元が埋まるため、今までより負荷がかかる。速い時計を出す場合は通常、外側を走るが、直線で失速するケースが目立った。使い込んでくれば、チップが細かくなり、走りやすくなるが、当分、時計がかかる。水曜日に4F50秒台を切った馬は皆無。50秒台を出した馬はわずか6頭だ。1番時計はワンダフルドーラ(古馬1000万)の4F50秒0。ベストタイムが4F48秒3のシンボリグラン古馬オープン)も50秒3が精一杯だった。
 かつて、シンボリグランと坂路王の座を争ったトウショウギア(北陸S)の自己ベストが4F48秒3。既に7歳だが、2週続けて、4F50秒0を連発したように脚力は健在だ。今週、どれだけ速い時計が出るか、楽しみにしていたら、4F52秒9と拍子抜け。坂路での直前追い切りでは今までで一番、遅い時計だ。
 しかし、最近は時計よりも内容重視。先週は4F50秒0と時計は速いが、テンから引っ掛かって、1F13秒5(一杯)と終いバタバタ。今週は折り合いがついて、1F12秒1(馬なり)と鋭く伸びた。凡走したときは決まって、気難しさを見せていた。マウスネットを着けずに、集中して走ったのはレースに直結する。
 2か月ぶりで追い切り3本と本数は少ないが、中身は出来ている。欅Sをレコード勝ちしたときよりも今回の方が自信を持って買える。59キロが嫌われて、人気が落ちれば、思う壺だ。
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