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　中山は今日も雨だった！辻三蔵の「ウィークエンダー」。スプリンターズＳ当日情報！
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　中山は昨日から弱い雨が降り続いている。しかし、午前９時現在、馬場状態は芝、ダート共に「良」。今開催の芝コースはコンディションが良く、見た目は問題なさそうだが、既に影響は出ている。土曜12Ｒ古馬500万の勝ち時計（芝1200ｍ、良）は１分９秒１。これは２週前の同条件より１秒１遅い。注目すべき点は前半３Ｆ33秒０が同じということ。つまり、上がりが１秒以上、かかっている。先行馬にとってこれほど、キツイ馬場はない。前半が速いため、息が抜けず、直線は雨を含んだ重い馬場に脚を取られる。しかも馬場の悪化が早い内側を通れば、負担は更にかかる。なし崩しに末脚を失う可能性は高い。
　逆に、差し馬には有利な馬場になった。馬場のいい外目を通れる上に、前が止まる分、追い込みは届く。重馬場の高松宮記念で連対したスズカフェニックス、ペールギュント、３歳春に実質、重馬場だった菜の花賞（やや重）を快勝したコイウタは重が得意な差し馬だ。特にコイウタは硬い馬場だと足元を気にする面があっただげに、適度に柔らかくなるのはちょうどいい。
　ノド鳴りの持病を抱えているペールギュント、アンバージャックにとっても空気が湿っているのは好材料だ。ただ、アンバージャックは［３、１、０、０］と相性がいいヨシトミさんがケガで乗り替わりになった（木幡騎手騎乗）。坂路で見ていると、息遣いが凄く良くなっている。息遣いがいいときはレースでも走る。上がりがかかる馬場も向いているだけに密かに期待していたが、ヨシトミさんが乗れなくなったのは残念だ。こうなったら、木幡さんにナカヤマパラダイス（除外）の無念を晴らしてもらうしかない。

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