ウオッカの後継者?辻三蔵の「ウィークエンダー
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阪神ジュベナイルFトールポピーが激戦を制した。角居厩舎は昨年のウオッカに続く、GI連覇。黄菊賞2着から抽選を潜り抜けて、勝ったのはウオッカと同じ。来年はトライアルから桜花賞を目指すが、夢はウオッカに続く、ダービー制覇にまで広がっている。
しかし、ウオッカと同評価をするのは早計だ。トールポピーの勝ち時計の1分33秒8は同日の古馬500万下より0秒4遅い。前日の千両賞(2歳500万)は0秒2上回ったが、千両賞を勝ったロードバリオスは前半5F58秒9と自らハイラップを刻んで、逃げ切っている。ロードバリオスの上がり3F35秒1はトールポピー(35秒2)より速い。トールポピーの末脚は一見、迫力があったが、数字的には平凡だった。
ちなみにウオッカの勝ち時計の1分33秒1は同週の古馬1600万下(2006ゴールデンホイップT)より1秒速い、開催1番時計だ。その1600万下を勝ったエイシンドーバーはその後阪急杯、京王杯スプリングCを制している。2歳暮れの時点で古馬重賞級の時計で勝ったのだから、その後、日本ダービーを勝ったのも頷ける。
今年のゴールデンホイップTの勝ち時計(1着カネトシツヨシオー)は1分33秒1。奇しくも昨年のウオッカと同タイムだ。しかし、今年の覇者トールポピーは0秒7遅かった。確かに、勝ち時計は昨年のウオッカに次ぐ、歴代2位だが、実質的には古馬500万レベルだった。ウオッカの後継者はまだ早い。
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