土曜日のパイレット!辻三蔵の「ウィークエンダー
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 先週、ウッドチップを入れ替えた美浦坂路は極端に時計がかかるようになった。先週、4F50秒台を切った馬はゼロ。今週も3頭だけだ。タケミカヅチ皐月賞2着)の4F49秒1、アイルラヴァゲインスプリンターズS3着)の49秒8、そしてコスモパイレット(中山土曜1R)の49秒9だ。GI級の実力馬に混じって、2歳馬のコスモパイレットが破格の好時計を出した。
 圧巻の動きに奥平師も「フワッとする面があるので初めてビシッとやった。先週のケイコからチークピーシズを着けているが(レースでも着用)、真面目に走るようになってきた。それにしても今の坂路でこれだけ速い時計を出すとはやはり並の馬じゃないね。今回は満足のいく追い切りができたよ」と好感触。
前走の追い切りでは新畑調教助手曰く、「頭を下げて、ダラダラ走っていた」が、今回は黛騎手(レースは松岡騎手)にビシビシ追われると、頭を上げて必死に走っていた。新畑調教助手も「今まではケイコでも本気で走っていなかった。このひと追いで変わるだろう」と手応えを感じている。
木曜午後、厩舎に訪れた松岡騎手は前走のレース映像を見ながら、奥平師と入念な打ち合わせ。奥平師は「前走は4コーナーで走るのをやめたが、直線で馬体を併せると、もう一度、伸びてきた。遊びながら走っているだけに松岡には併せる形がいいと話した。ハナを切る手もあるが、乗り方に関してはジョッキーに任せる。今回は勝ちにこだわる」と力を込めた。

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