「ファンの皆様、おめでとうございます」辻三蔵の「ウィークエンダー
 木曜日、大庭騎手に会ったとき、開口一番、「おめでとうございます!」と言われた。思わず「ありがとうございます」と返したが、なんのこっちゃ?と思い、大庭騎手に聞いたところ「コンシェルジュ当たったじゃないですか」とのこと。確かに先週のグリーンチャンネル『KEIBAコンシェルジュ』で推奨した大庭騎手騎乗のステイドリーム(新潟日曜10R4番人気1着)が快勝。馬連4460円(6点)、3連複7620円(15点)の高配当が的中した。単勝は1170円ついたし、懐もホクホクになったが、どちらかと言えば、勝った大庭騎手の方がおめでたい。「こちらこそ、おめでとうございます」と笑みを交わしたが、何とも嬉しいひとときだった。
 先週は2頭推奨した大竹厩舎のオズフェスト(札幌3R1番人気1着)、ゴールデンハインド(札幌11R2番人気1着)も2勝した。大竹調教師からも「おめでとう」と言われたが、有難い話である。ちなみに今年、大竹厩舎を『KEIBAコンシェルジュ』で推奨したときは[4・2・0・6]と連対率は5割になる。今年の「オーバ率」*1も[3・2・2・12]と複勝率4割、複勝回収率は150%を超えた。
 やはり、推奨したからには結果を出さないと、調教師、騎手はもちろん、番組を見ている競馬ファンにも迷惑をかける。だからこそ、取材の感触はもちろん、相手関係、展開、コース条件を徹底的に調べて推奨している。それだけに勝ったときの嬉しさは格別だ。しかも予想が当たれば、ファンのみなさんの馬券にも貢献できる。多くの人と勝利を分かち合うために、この仕事をしているかもしれない。ヤクルトスワローズの若松元監督のように「ファンの皆様、本当におめでとうございます」と言えるような仕事をしたいものだ。

*1:『KEIBAコンシェルジュ』で取り上げた「今週のオーバ」の成績