藤沢和雄余話

 「東京競馬場は広いから馬が楽しそうに走っていたな。お前らも楽しかっただろ」
木曜日の調教が終わった後、藤沢和雄調教師が笑顔でジョッキー達に話しかけた。
 藤沢和雄厩舎は水曜日、コディーノレッドレイヴン、フラムドグロワールの日本ダービー出走組を含めて、合計10頭が東京競馬場に入厩した。藤沢和雄厩舎のダービー複数頭出しは03年(2着ゼンノロブロイ、5着ゼンノジャンゴ、17着スズノマーチ)以来、10年ぶりになる。藤沢和雄調教師曰く、厩舎全体のダービームードを盛り上げる意図もあったが、調教が終わった後の大仲部屋は高揚感が漂っていた。
 ウィリアムズ騎手がコディーノの調教を担当していた杉原騎手を「グッジョブ!ベストコンディションだ」とベタ褒めしたり、レッドレイヴンの先導役(ポールアックス騎乗)を務めた柴山騎手がムードメーカーになり、笑いが絶えない雰囲気だった。チーム藤沢和雄の一体感と調教が上手く行った充実感が伝わってきた。
 そんな話を『KEIBAコンシェルジュ』の電話出演でしようと思ったら、出番が3分しかなかった…。須田さんに「ブログで書け」と言われたので書いてみました。個別の馬の評価は『サラブレmobile』の「G1状態ジャッジ」、『競馬道On Line』「プレミアム予想コーナーをご覧ください。