コイのHERO!

 運命のコイ人!昨日は嫁はんと「プロ野球ドラフト会議」にがぶりつき!昼から2時間、ケーブルテレビ(スカイ・A)の実況生中継を見ていた!辻三蔵の「重賞辻斬り」。香港のHEROが勝ったスプリンターズS(G1)をぶった斬り!
 我が広島東洋カープ片山博視投手(報徳学園)をくじで外したが、「緒方2世」鈴木将光外野手(遊学館)を1巡目指名。50メートル5秒8の俊足、遠投110mの強肩、通算本塁打64本の長打力を兼ね備える、走攻守3拍子揃ったグッドプレイヤー。同校の山本雅弘監督曰く「身体能力では(ヤンキースの)松井よりはるかに上」ならカープのセンターは向こう10年安心!
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 HERO!香港の英雄サイレントウィットネスがその強さをまざまざと見せつけたスプリンターズS(G1)。とはいえ、レース前は期待より不安の方が大きかった。前日の放馬のせいか、パドックでは汗が光るほど激しく発汗。テンションが高く、馬場入りでは暴れる仕種を見せたが、レースでは好スタートを切ると、カルストンライトオが来るのを待って3番手追走。直線でカルストンが4馬身ほど突き放しても慌てず、坂を登ってから交わすと、後は独走。後続の追撃を全く寄せ付けなかった。
 勝ち時計の1分7秒3はレコード(1着トロットスター)と0秒3差。過去10年では2番目に速いタイム。先行勢で掲示板に載ったのはこの馬だけなようにまさに完勝だった。これで1400m以下では17戦17勝。G1香港スプリント(12月11日、シャティン)で凱旋出走するが、日本馬では歯が立たない。

 池添騎手が悔しがったデュランダルは全力を出し切った。マイナス7キロと久々でも体はキッチリ出来ていたし、最後方から競馬をするのはいつものこと。前崩れの展開になり、デビュー以来、最速の上がり3F32秒7を使って負けたのだから相手が強かった。
 これでスプリンターズSは1・2・2着。勝ったときは1分8秒0だったように、1200mでは内が荒れて時計がかかる馬場じゃないと厳しい。
 常にメンバー最速の末脚を使うが、追い込み一手だけに展開や馬場に左右されるのは仕方がない。マイルCSで3連覇がかかっているが、敵はライバルではなく、馬場状態だ。
 
アドマイヤマックス(3着)は休養前が太め残りだっただけにギリギリまで体を絞ってマイナス16キロ。道中はデュランダルより前で競馬すると、直線では内にモタれることなく、伸びてきたが、3着が精一杯。理想通りの競馬だっただけに上位2頭とは力の差だろう。
 次走はマイルCSではデュランダルとは既に勝負付けが済んでいる。しかも過去2年、3着以内に好走した後はいずれも着順を落としているように二番が効かない。仕上がり切った体を見ても叩いた上積みよりも反動の方が怖い。
 
 4着・マルカキセキは今後が本当に楽しみ。パドックでは前を歩くサイレントが気負っていたのと比べて、落ち着き払って貫禄十分。体に実が入った印象を受けたが、レース内容も見所たっぷり。
 レースでは好位7番手からサイレントを追いかけると、直線では粘りに粘って4着。ゴール前、G1馬2頭に差されたが、最後まで2着争いに加わっていた。初めてのG1でこれだけ走れば、文句なし。まだ4歳と若い上に、他に掲示板を占めた馬が全て6歳だったことを思えば、来年のスプリント戦線はこの馬が引っ張るかも。
 
 キーンランドスワン(5着)は前走より良くなっていたが、まだ本調子手前。それでも掲示板に載ったようにやはり地力はある。次走は高松宮記念(3・2着)と同じ舞台のCBC賞(中京芝1200m)。予定通り、叩き3戦目のここが狙いだ。
 4番人気に推されたプレシャスカフェは道中、頭を上げる仕種を見せたように折り合いを欠いた。鞍上曰く、「ノド鳴り」がヒドくなっているとのことだが、リズムも合わないようだ。
 カルストンライトオ(10着)は前走より状態は良かったが、昨年に比べると、本調子にはいま一つ。スタートはいつも通り普通だったが、他馬が控えた分、予定通りハナ。4コーナーでは昨年同様、後続を突き放したが、坂を登ってバッタリ止まった。体はマイナス2キロと戻るところが、逆に減っていたようにスッキリ見えすぎた。さすがに7歳だけに良化に時間がかかる。

ケープオブグッドホープ(11着)は3ヶ月ぶりなせいか、体が立派すぎた。パドックでもオットリしていただけに久々は応えたのだろう。
 シーイズトウショウ(12着)はあれだけ体が減って(マイナス30キロ)は勝負にならない。今後の反動も心配だ。
 
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