名は体を表す。シアトル・マリナーズイチロー(鈴木一郎)を筆頭に、ニューヨーク・メッツ松井稼頭央(和夫)、シカゴ・ホワイトソックス井口資仁(忠仁)と日本人メジャーリーガーには改名を機にブレイクした選手が多い!辻三蔵の「今日のココイチ!」。いきなり!アドマイヤ伝説!プラタナス賞(東京土曜9R)を徹底予想!
 ちなみに「あのね、あのね」でおなじみの野球解説者たっちゃん(達川光男)は広島東洋カープ監督時代に「晃豊」に改名したが、最下位に低迷。本名に戻した阪神バッテリーコーチのときに優勝したのは何とも皮肉…。

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 札幌2歳Sを勝ったアドマイヤムーンを始め、2歳世代は早くも7頭が勝ち上がっているアドマイヤ軍団だが、デビュー前に改名するのは伝説の始まり。
 京都土曜1Rで確勝を期すアドマイヤメインが「ダンディ」から改名した(初代ダンディが2勝止まりで…)のは有名な話だが、札幌でデビュー戦を圧勝したアドマイヤスバル(東京土曜9Rプラタナス賞)も改名組。父アドマイヤボス、兄姉も全て未勝利馬と血統が地味なため、最初は「ビバ」と気楽?な名前だったが、ケイコの動きがすばらしいので「スバル」に変更。
 すると、函館ダートコースでの一週前追い切りで5F64秒0の好時計をマーク。デビュー前の2歳馬が並み居る古馬を退けて2番時計を出したのだから、その素質の高さが伺える。
 もちろん、デビュー戦は7番人気の低評価ながら4馬身差圧勝。人気がなかったのが情報が漏れてこない函館に滞在していたから。競馬新聞でメイン予想をしているトラックマンの大半が札幌にいるため、印が薄くなるのは仕方がない。
 もちろん、昇級戦でもいきなり勝ち負けになる。ダ1000mで勝っているが、道中は追っ付け通しだったように距離延長は大歓迎。直線だけで4馬身チギッたように追って味があるタイプ。直線の長い東京コースは返って好材料だ。
 坂路での直前追い切りは[4F53秒0〜1F13秒7一杯]と上がりがかかったが、これは馬場が荒れていたから。それでも併せたビッグベガ(2歳新馬)を1.8秒チギッたようにやはり馬力がある。
 鞍上には関東リーディングジョッキー横山典騎手を早々と確保。勝ち時計が並なため、今回も抜けた人気にはならないが、実力は抜きん出ている。

 相手は同じ関西馬タガノエクリプス。初ダートだった前走はゴール前、押さえる余裕がありながら8馬身差大勝。勝ち時計は同日の古馬500万とわずかコンマ5秒差なら、離された2着のインテリアワード(同レース出走)がすぐさま勝ち上がったようにダートはかなりの鬼。同じフジキセキ産駒のカネヒキリ(交流G1・2勝)を彷彿させる大物だ。

 関東馬では同日の古馬500万と同タイムで勝ったユーワハリケーン。ユーワの番頭さんが関西馬の動向をかなり気にしていたように色気は十分。1番枠を引いて中館騎手なら作戦は「逃げ」あるのみ。目標にされる弱みはあるが、状態は「太鼓判」だけに怖い一頭だ。

 展開はユーワが逃げて、タガノとアドマイヤが追いかける展開。美浦ではハンナフレグランスの状態の良さも目に付いたが、いかんせん持ち時計が違いすぎる。
後続はかなり離されるはずだ。
 馬券は5倍以上つけばアドマイヤの単勝!、連ならアドマイヤ−タガノの関西ラインが大本線だ。いずれにせよ、3頭の世界なのは間違いない。

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