フジサワ落日…辻三蔵の「ウィークエンダーアメリカJCC追い切り診断!
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 2年連続、全国リーディングトレーナーの座を明け渡した藤沢和厩舎。今年は例年以上に使い出しが早いが、2週終わって、いまだ未勝利(0328)。特に先週のメインは土日共に2番人気に推されながら散々な結果。京成杯はピサノデイラニ(2番人気)が芝適性も判らぬ、シンガリ負け。ニューイヤーSはキングストレイルが22キロ増が微妙に応えて4着。確かに休養を挟んで、体付きは逞しくなった。しかし、昨年の同時期に500キロが切れず、苦しんだことを思えば、512キロはさすがに太かった。
 藤沢和厩舎は南芝コースを中心に追い切るが、冬場は芝の状態が良くないため、北Cコースや坂路を併用する。しかし、キングストレイルのように中間が坂路中心になると、太めが残るケースがある。芝コースだと、長めをジックリ追えるが、坂路では4Fから飛ばしても終い抑えるため、負荷がかかりにくい。そのため、乗り込み本数は多くても中身が伴わない場合がある。
 8か月ぶりのジャリスコライトは1月に入ってから坂路中心の調整。乗り込み本数は多いが、実質的な追い切りは11日の4F50秒4(馬なり)だけ。しかし、坂路で連日、3F40秒台を出しても負荷はかからない。体はひと回り大きくなったが、中身は伴っていない。さすがに週末から南ウッドコースに切り換えた。14日に5F68秒8を出して、水曜日はマチカネゲンジ(古馬1000万)と併せ馬。マチカネを5Fから2馬身追走。直線で内に入って、並びかける。北村宏騎手が先に追い出すが、意外と反応が鈍い。終始、追い通しだった。時計も外目(6分)を回ったとはいえ、[5F66秒4〜1F12秒9]は平凡だ。休養前は馬なりで64秒台を出していただけに物足りない内容だ。藤沢和厩舎の受難は続く。

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