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　勝春日和！辻三蔵の「ウィークエンダー」。日本ダービープレビュー！
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　皐月賞に続いて、シンガポール航空国際Ｃ（シャドウゲイト）で海外ＧI初勝利を挙げた田中勝春騎手。ＪＲＡＧI139連敗記録が止まった途端に、ＧI連勝と波に乗ってきた。
　今の勝春さんの勢いなら、日本ダービーで皐月賞馬ヴィクトリーが２番人気になることは間違いないだろう。ただ、肝心の状態はどうか。相変わらず、坂路に入るときの暴れ方が尋常ではないため、まともな調教ができない。そのため、長身で体格がいい蛭田調教助手がアブミを長くして、振り落とされないようにするのが精一杯。先週は坂路で４Ｆ53秒８を出したが、内目を回ってサラッと流したもの。「心肺機能を高める効果がある」ということで全休日以外はプール調教で足りない運動量を補っている。
　しかし、一週前に放馬した皐月賞より順調に調整できているとはいえ、思い通りの調教ができない状況は変わらない。フサイチホウオーやサンツェッペリンは皐月賞時より更にハードな追い切りをこなしている。大一番に向けて負荷をかける調教ができないのは物足りない。
　ヴィクトリーは先週、普通に追い切ることができた。しかし、それは現状維持ということに他ならない。皐月賞で頭の上げ下げだったライバル達は打倒ヴィクトリーを目指して、厳しい調教を課している。皐月賞のデキをキープできたからといって、勝てるとは限らない。更なる上積みがなければ、逆転はありうる。明日の最終追い切りに注目だ。
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