一里霧中!辻三蔵の「ウィークエンダー関屋記念追い切り診断!
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 今朝の美浦トレセンは開門の午前5時から7時まで、霧に包まれた。南馬場調教コースでは霧が広がり、馬はおろか、ハロン棒すら見えない。前半に追い切った馬は計時不能だ。結局、霧が完全に晴れたのは南ウッドコースが2回目のハローを掛け終えた後だった。 しかし、自動計測器がある坂路は別だ。直線は霧に包まれているが、調教時計はたんたんと計時される。しかも5Fから通過する馬の姿がハロン棒毎に、モニター画面に映る。道中の動きはわかるが、脚色だけがわからない。まさに「一里霧中」だ。
 関屋記念に出走するシンボリグランはハローを掛けた直後の6時半に坂路に登場。1本目は内ラチ沿いをサラッと流して、2本目に追い切った。4Fから折り合いがついて、13秒7→13秒1と徐々に加速。直線は外ラチ沿いへ。目一杯に追うと、終い1F12秒2でまとめた。ラチにモタれる面もなく、気難しさを全く見せなかった。しかし、全体時計は4F51秒4と、この馬にしては平凡だ。シンボリグランのベストタイムが4F48秒3。物足りなく感じてもおかしくない。ただ、時計は字面の数字以上に速い。今週月曜日、新しいウッドチップに全面、取り替えた坂路は通常より1秒ほど、時計がかかる。50秒台と考えれば、及第点だ。最近はズブさが出てきて、ケイコは動かなくなった。しかし、掛かり癖もなく、落ち着きが出てきたのは好材料だ。若干、腹回りに余裕があるが、このひと追いで締まってくるはずだ。気が付けば、目の前の霧はすっかり晴れていた。

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