いきなり!黄金伝説!辻三蔵の「ウィークエンダー
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「スタートで出遅れたことよりも、外から挟まれたのが痛かったな」と先週(新潟土曜8R2着)のスイートフィズの敗因を語った奥平師。「パク(田中博騎手)には万が一、出遅れたら思い切って後ろから行けと言ったけど、後方からジワジワ押し上げて、いい脚を使ってくれた。普通なら焦って前に行くけど、落ち着いた競馬をしていた。若いけど、あの子には光るものがある。だから、2年目で飛躍したのだろう」と感心していた。ただ、2着は2着。「500万で揉まれて、力をつけてきたけど、今度こそ、決めたい。次は特別(新潟6日目12R出雲崎特別)を使うけど、大丈夫かな」と師が珍しく弱気になっていたが、「大丈夫。勝てますよ」と私が太鼓判を押した。その訳は、前走のグリーンアラモードのような1000万で連対実績がある降級馬はもういない。あと残っているのは和田厩舎のファインセンテンスだけだ。
 ファインセンテンスは新潟土曜8Rに出走するが、立ちはだかるのが奥平厩舎のトウショウガナー。そう、スイートフィズと並んで、奥平師が「モノが違う」と唸る期待馬だ。デビュー前に、坂路で1F11秒4をマーク。これはココナッツパンチが出した坂路レコードと同タイムだ。弥生賞で2着した実力馬と互角に動いたのだから衝撃だ。レースを走る前に、いきなり伝説の男になった。
 今回は未勝利戦を圧勝後、3ヶ月ぶりの出走。師は「休み明けでソフトな仕上げだからな」と控え目だったが、その言葉とは裏腹に帰厩後、坂路で1F11秒台を連発。先週日曜日には驚愕の1F11秒3。これは堂々の坂路レコードだ。先週、チップを全面、取り替えてから坂路は1秒ほど、時計がかかる。まさに伝説のレコードタイムだ。馬なりでこれだけ動くのだから、久々の心配は皆無。今週は輸送を考慮して軽めの調整だが、先週で体は出来ているだけに、出走態勢は整った。
 「前走は藤田さんが勝ちに行ったと話していたように、あえてハナを切った。藤田さんは抑える競馬もできると話していたし、ファインセンテンスが逃げるなら、今回は控える形になるだろう。上のクラスでもやれる馬だと思っているし、ファインセンテンス相手にどれだけ戦えるか、楽しみだね」と言葉も弾む。
 ファインセンテンスは1000万でも連対実績がある実力馬だが、今回が5週間で3度目の新潟出張だ。降級して2戦、激しい逃げ争いを制して、ハナを切ったが、最後、息切れしている。人気を背負ってマークされる立場だけに目一杯の競馬が続いている。大型馬の割りには使い減りする上に、猛暑の中での再遠征で疲れが出てもおかしくない。同型が揃った今回は大外枠から脚を使って、ハナを切る。番手でマークするトウショウガナーにはレースがしやすい。ゴール前、キッチリ差す算段は出来ている。いきなり!黄金伝説!  
[新潟土曜8R]
◎トウショウガナー
○ファインセンテンス
▲フレンチウォリアー
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