サン!アデュー!辻三蔵の「ウィークエンダースプリンターズSプレビュー!
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 「牝馬のピークは3ヶ月まで」という格言があるが、サンアディユの熱い夏はもう終わっている。セントウルSは圧勝だったが、道中、掛かり通しだったようにテンションが高かった。サマーシリーズで新潟→小倉→阪神と遠征を続けた疲れが吹き出る頃だ。
今週の坂路では鞍上の生野騎手がアブミを長くして、暴走対策。それでも4Fから13秒4→12秒3で飛ばしていくと、直線では鞍上が手綱をグッと引っ張る。前走は1F12秒7と終い伸ばしていたが、今回は1F13秒2(4F51秒6)と抑えるのに精一杯だった。前走以上にテンションが上がっているのは間違いない。
 セントウルSの1着賞金6000万円に、サマースプリントシリーズ優勝ボーナス5000万円を足せば、スプリンターズS1着賞金9500万円より高い。当然、優勝圏内にいたサンアディユは本番よりもセントウルSが目標だった。昨年のチャンピオンシーイズトウショウスプリンターズS(8着)で見せ場も作れなかったように、既に出がらし状態だった。セントウルSがピークなら、後は下がるだけだ。
 今回は6番枠を引き当てたが、内にアイルラヴァゲイン、隣にはアストンマーチャンがいる。前走のように引っ掛かれば、格好の餌食になるし、中途半端に抑えれば、たちまち囲まれてしまう。初めてのG1で厳しいマークを跳ね返すほどの精神力は兼ね備えていない。アデュー!サンアディユ
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