月曜日の週末!辻三蔵の「ウィークエンダー
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先週の3日間競馬は美浦トレセンで調教当番。土曜日は坂路、日、月は南馬場で午前4時から10時前まで、調教時計を採時していた。月曜日の一番乗りにはいつも通り、古賀慎師が記者席に現れた。朝4時からアサヒライジング(府中牝馬S)を筆頭に、7頭の馬が一度に追い切った。自らの目で状態を確認する姿は馬インフルエンザ騒動で開催が中止になった日と変わりはない。現在、26勝(6位)と1年目(10勝)を大きく上回る勝ち星を挙げている理由が良く分かる。
 週末の追い切りを見ていると、リーディング上位厩舎の入念な調整が目を引いた。日曜日(7日)は国枝、加藤征、二ノ宮、月曜日(8日)は藤沢和、松山、萩原、古賀慎、大久保洋、和田、堀厩舎が南馬場、坂路で時計を出していた*1。中には奥平、久保田、小島茂厩舎のように日月と[15−15]で乗り込んでいたが、3F45秒前後なため、新聞には掲載されないケースもある。そのため、競馬新聞に週末の時計が載っていなくても心配することはない。
 今週は火曜日が全休日になるため、普段は追い日の水曜日にはほとんど追い切りをしなかった。そのため、今週の出走予定馬は木曜日に追い切る。ただ、土曜日までは中1日、日曜日は中2日と間隔が短いため、いつも以上に週末の調整が大事になる。しかし、リーディング上位厩舎はローテーションから逆算して調整方法を決めている。成績通り、いや、それ以上に信頼できるだろう。
 その中でも、普段から木曜日に追い切る堀厩舎はいつもと調整方法は変わらない。日曜出走馬は木曜日に追い切る大久保洋、奥平厩舎も柔軟に対応できる。いつも通り、水曜日に追い切った鈴木康厩舎と合わせて、信頼度は更に増してくる。
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*1:競馬専門紙では[15−15]より速い時計を新聞に載せている。通常は3F44秒台を切ることを基準にしている。ちなみに[15−15]とは1Fを15秒台で走ること。競走馬が心肺機能を鍛える基本速度と言われている