ひと夏のメモリー辻三蔵の「ウィークエンダー秋華賞プレビュー!
人気blogランキングへお願いします。ありがとうございます。
 紫苑Sは今年から芝2000mに距離延長。本番と距離が同じになり、レースレベルが格段に上がった。ビーアデビルがハナを奪うと、前半5F59秒0とハイラップを刻む。これは過去5年の秋華賞の平均ペース(59秒4)より速い。3コーナーを過ぎてから、ショウナンタレントが先頭に立つと、更にペースアップ。直線は地力勝負になった。勝ったのは4コーナー大外から一気にマクッたアルコセニョーラ。内で馬群がゴチャつく中、鮮やかに抜け出した。勝ち時計の1分59秒6は同週の古馬1600万より0秒6速い。最後は詰め寄られたが、正攻法で押し切る完勝だった。
 惜しかったのは2着のラブカーナ。3コーナーでは勝ち馬と同じ位置にいたが、馬群の内に押し込まれて、行き場を失った。それでもゴール前、馬群を縫って伸びてきたように勝負根性がある。オークス3着馬の底力を見せた。両馬共に古馬と対戦したことで精神的に逞しくなった。ひと夏の体験は少女を大人にする。 
人気blogランキングへお願いします。ありがとうございました。