原良馬さん。

人生の恩師・原良馬さんが7月24日(水)病気のため亡くなりました。

原さんには、大変お世話になりました。

謹んでお悔やみ申し上げます。

原さんには競馬の仕事をする上で2つのことを教わりました。

1つ目は、下調べをしっかりすること。

原さんは競馬前日に、ダービーニュースを2部購入。

A4の大学ノートにダービーニュースの馬柱を張り、

自作の競馬ノートを作成。

レース当日は1~3着以内に入線した騎手を書き留めて、

お客さんに伝えていました。

「好調騎手チェック」は今でもテレビ東京ウイニング競馬』で受け継がれています。

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2013年3月31日ダービーニュース最終号

2つ目は、競馬ファンを楽しませるために最善を尽くすこと。

 原さんは長年の間、ウインズ(場外馬券発売所)で、

ウインズニュース(土日メインレースの予想原稿)を書いていました。

1番人気馬に本命を打つことが多かったのですが、

原さんにその理由を伺うと…。

「ウインズに来ているお客さんには、競馬を始めたばかりの方もいる。

多くのお客さんに競馬を楽しんでもらえるように、

馬券が当たる確率が高い本命馬を推奨している。

 馬券が当たった方が競馬は面白いからね」

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2004年7月結婚式にて

 原さんは馬券を買うのが大好き。

イベントでは予想トークの合間にせっせと馬券を購入。

得意技は「自分の本命馬の馬単2着付け」。

「こっちの方が配当がいいから」と照れながら話していました。

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2004年7月結婚式にて

競馬ファンを楽しませるにはどうしたらいいか、常に考えている」

 原さんは競馬ファンの裾野を広げるために、

GI当日は全国のウインズを回るトークイベント「良馬がゆく」を、

2017年有馬記念まで行っていました。 

競馬ファンのために真心を込めた85年。

私も原さんの遺志を受け継ぎ、

競馬ファンに楽しんでもらえるよう、 尽力したいと思います。