ほんわか、ぱっぱ〜、ほんわか、ほんわ

 ほんわか、ぱっぱ〜、ほんわか、ほんわか♪9月11日(日)札幌5R新馬戦(芝1800m)は吉本新喜劇のようなドタバタ劇!?辻三蔵の「ウィークエンダービーオブザバン、ショウナンアルスダンスオールナイトと注目馬が出走した注目の新馬戦を徹底回顧!レースを見終わった後の、この疲労感はなんだろう。

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[9月11日(日)札幌5R新馬戦レース回顧]

 ドタバタ珍道中。スタートから先手を奪った6番人気アキノレッドスターがそのまま逃げ切り勝ち。人気薄の逃げ馬が展開に恵まれたのは確かでも、それにしてもレースラップ見ると、やるせなさを感じる。
 スタートで他馬が引っ張って、やむなくハナを切ると、向正面で後続を5馬身ほど突き放す大逃げ。一見、暴走に見えたが、前半5F66秒7の超Sペース。しかも3コーナー手前でペースを上げず、まだ押さえていると、後続が一気に進出。馬群に飲み込まれたかと思ったが、そこからラップが上がり4F13秒5 →3F1400m12秒0と一気にペースアップ。直線は内ピッタリ回って2F11秒1 → 1F11秒8(上がり3F34秒9)で走られたら、後ろの馬は届くわけがない。
 緩急が全くない、直線だけの競馬。調教でいえば、終い重点。そりゅあ勝ち馬以外はフラストレーションがたまる内容だ。それだけに今回の着順にこだわる必要はない。こんな超Sペースになることは今後、一切ない。レースレベルは最低ランクだが、大切なのは中間の調教からレースまでの過程をもう一度、見直そう。次走につなげるために。

 そもそも最初の違和感は1番人気がダンスオールナイト(8着)。締め切り30分前の段階で単勝180円(最終210円)。正直、人気が被りすぎ。私自身、週中の予想では▲にしたが、これは思った以上にケイコが動いたからで、前評判から考えれば、それほど人気にならないと踏んでいたからだ。
 確かにパドックでは落ち着いていて、スッキリまとまった感じだが、ケイコの内容ならアキノレッドスター(函館滞在馬診断○)の方がいいぐらい。出走馬11頭中8頭が函館滞在組ということもあり、専門紙で予想をつけるトラックマンの大半が札幌では[談話◎](加藤征厩舎はいつも強気)、血統で人気になるのはわかるが、それにしても…。
 ただ、9月5日のブログで「兄姉は体質の弱さに悩まされたが、2歳の早い時期から元気に攻め馬ができるのは何よりの好材料。初戦はともかく、必ず走ってくる」と書いたようにこれから良くなってくる。今回の敗戦は度外視して、次走以降に期待したい。
 
 次に驚いたのはショウナンアルス(3着)の3番人気(結果4番人気)。 私自身、週中のブログでも評価が低かったようにケイコは動かず、陣営のトーンも上がらず。中山で新馬戦を勝ったメジロボンズや未勝利勝ちしたリードザウェイと違い、日を追うごとにトーンが下がっていたから、この人気にはビックリ。
 パドックでは気難しさを出さず、ゆったり歩いていたように見た目は良かったが、まだ厳しい追い切りをしていないせいか、中身に不安が残った。レースは好位3番手から流れ込んだだけ。着順はいいが、追ってからの反応がいま一つだったようにやはり中身が伴っていなかった。それでも、懸念されたゲートをスムーズに出たし、好位で折り合いがついたのも収穫。叩いた上積みは大きいだけに未勝利はすぐに勝てるだろう。

 ビーオブザバン(6着)は「放馬」騒動で不信感が出たのか、まさかの2番人気。ただ推定馬体重通り、500キロジャストで仕上げてきたのはさすが松田國厩舎。雄大な馬体を持て余すことなく、シッカリ歩いていたように力を出せる状態。ゲートもスンナリ出たまでは良かったが、道中は馬群のポケットに入って、出るに出れない位置。結局、勝負どころでスパートできず、何もできなかった。
 一瞬の脚というよりは長くいい脚を使うタイプ。Sペースの瞬発力勝負ではなく、Hペースの持久力勝負で力を発揮するはずだ。それだけに秋山騎手にはこの絶好のチャンスを積極的な競馬で生かして欲しかった。中間、あれこれあったが、悪いことが全て出た感じ。この一戦で見限るのは早計だ。必ず次は走ってくる。
 
 2着ディープウイング(3番人気)は父が初年度産駒が大ブレイクのアグネスタキオン。これまた「滞在馬診断」で「○評価」にしたように厩舎の評判が高かった。勝ち馬に1馬身届かなかったのは内外コース取りの差。パドックでチャカチャカしていたようにまだ気性面に幼さが残る。そんな仕上がりでも2着したのだから評価していい。次走は意外と人気にならないだろうが、もう一丁、行ける。
 
 5着ブローオブサンダークロフネ産駒らしく、重厚感のある馬体が目立ったが、勝負どころでゴチャついたのが痛かった。それにしても牝馬とは思えない、あのガタイを見ると、ダートはかなり走りそう。ダートに転進すれば、交流G3・関東オークスの女王候補だ。

 ケイコの良さが全く出なかったキャスティング(7着)も芝ではスピード不足でダートの方がいい。ダート替わりで狙ってみたい。

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