スターどっきり(秘)報告!辻三蔵の「ウィークエンダー美浦は秘密の園?オークス追い切り診断!どっきり!大成功!?
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 桜花賞では追い日の水曜日ではなく、全休日明けの火曜日に追い切ったキストゥヘヴン。誰も知らない秘密調教?だったため、グリーンチャンネルの調教ビデオにすら映っていなかったが、今回は通常通り、水曜日に最終追い切り。
 角馬場でジックリ乗り運動をすると、南ウッドチップコースでハロー掛け前の遅い時間に追い切った。馬場が荒れているため、[5F68秒7〜1F12秒7強め]と時計自体は平凡だが、体全体を使った力強いフットワークで迫力満点。数字以上(前走、418キロ)に体を大きく見せて、一戦ごとに逞しくなっている。あまりにキレすぎるため、どうしてもオークス向きとは思えないが、状態は文句なしの◎だ。
 桜花賞3着コイウタ横山典騎手を背に坂路で追い切り。4Fから11秒4→11秒6→12秒2と飛ばしていくと、終い1Fは馬なりで流して14秒0。4F49秒2はトウショウギア(4F48秒7)に次ぐ2番時計だった。トウショウギアは坂路の一番時計の常連だけに、3歳牝馬とすれば、破格の好タイムだ。
ただ、今回もテンから飛ばしたのが気になる。その点を奥平雅師に聞いたところ、「栗東の坂路とは違うので終いビシッと追う必要がない。もし、行きたがったら無理に抑えるのではなく、思い切って飛ばして欲しい」と指示を出したとのこと。
何でも桜花賞時に栗東の坂路で調整していたが、美浦よりも勾配がキツく、スタートから急坂なため、馬が思いっ切り飛ばすようになった。しかし、美浦の坂路は助走区間が平坦コースで4F標識から緩やかに坂が上がっていく。しかも美浦栗東の坂路では高低差15m*1あるため、栗東と同じ感じで登ると、どうしてもテンが速くなってしまうそうだ。
 そのため、ノリさんは計時されない5F標識から飛ばすと、4F目では11秒4をマーク。これは今日の坂路ハイラップなように馬力をつけているのは間違いない。馬体を見ても、身が入って充実しているように以前のひ弱さはなくなった。心配なのはテンションの高さだけだ。しかし、今回、無理に抑えず、思いっ切り走らせたことで気持ちにゆとりが出てきた。
 後続の馬に騎乗して動きを確かめた奥平雅師は「できれば、もう少し体を削りたい。ただ、これ以上、テンションが高くなっても仕方がないので中間の様子を見てからだね」とのこと。今回はノリさんが初めてケイコに乗ったが、自らの手でコイウタのありのままの姿を確かめた。これで本番でのイメージは既にできたはずだ。
 帰厩してから、50秒8→50秒3→49秒2と自己ベストを更新しているのは紛れもない事実。後は当日、落ち着いているかどうか。そのためにも明日以降の状態に目を配りたい。
 桜花賞4着アサヒライジングは坂路を軽く一本登ってから、南ウッドチップコースへ。先週に引き続き、鹿戸騎手(レースは柴田善騎手)が手綱を取った。先週、藤沢和厩舎譲りのコースを2周回る追い切りを消化したため、今週は[5F70秒4〜1F13秒1馬なり]と軽目の調整。ただ、こちらは頭を上げて、前脚が突っ張った走りで若干、気負いが見られる。帰厩してから坂路でもウルサイ面を見せていただけにこれ以上、テンションが上がらなければいいが…。
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*1:栗東32m、美浦17m