桜花賞馬がまたもや極秘調教?辻三蔵の「ウィークエンダー秋華賞追い切り診断!
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 今週の美浦トレセンは月曜日に厩務員のレクリエーションがあったので火曜日が全休日。てなことで全休日明けの水曜日に追い切る馬は秋華賞に出走するコイウタキープユアスマイルなど、ごく少数。そんな中、桜花賞キストゥヘヴンは火曜日に異例の全休日追い。輸送を考慮して火曜日に追い切るのは桜花賞と同じだが、全休日は通常、調教コースは開場しない。しかし、今回は特例で追い切ることができた。事前にマスコミに連絡してあったのでグリーンチャンネルの調教ビデオにもバッチシ映っていた。
 誰もいない、まっさらな南ウッドコースにひとりで現れると、軽快なフットワークで[5F65秒3〜1F13秒1、G前強め]をマーク。先週、[5F69秒9〜1F12秒9]で一杯になったことを思えば、格段に動きが良くなった…ように見える。しかし、今まではハロー掛け前の荒れた馬場で時計がかなりかかった。今回は誰も走っていないだけに時計が出るのは当然だ。動きは軽くなったが、全体的に体が緩いように、春先と比べて締まりがない。気持ちを前面に出したときが走るだけにオットリしすぎているのも気にかかる。極秘調教…なしよ。
 一方、水曜日に追い切ったコイウタはひと追い毎に良化している。吉田隼人騎手を背に坂路を一本登った後、南ウッドコースで終い重点の調整。鞍上が肩ムチを入れると、グイッと反応。チップを激しく蹴り飛ばしながら力強く駆け抜けた(5F69秒4〜1F12秒1、G前強め)。それにしてもこの馬の成長には驚かされる。春は極限まで鍛えたので体はギリギリだったが、ひと休みして胸前の筋肉が盛り上がり、馬体に実が入った。オークス競争中止を糧に心身ともに一回り、逞しくなっている。奇跡が起きるかもしれない。

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