ボクシングが亀田三兄弟なら、競馬は吉田兄弟辻三蔵の「ウィークエンダー土曜競馬徹底予想!土曜日は兄貴は北へ、弟はみちのくへ。「疑惑の判定」「サプライズ」なんかなくても勝てる! 
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 2回福島開催(2位タイ10勝)に続いて、新潟でもリーディング争いをしている吉田隼人騎手。2回新潟開催では蛯名騎手(10勝)に次ぐ、8勝をマーク。柴田善(7勝)、田中勝(6勝)、後藤(5勝)といったリーディング常連ジョッキーを押さえてのものだから立派だ。今年の春にエージェントがついてから乗り鞍が格段に増えたが、飛躍のきっかけになったのが福島牝馬S(ロフティーエイム)での初重賞制覇。そのレースから(4月22日9勝)、わずか3ヶ月で倍以上の勝ち星(23勝)を挙げたように、チャンスを確実にモノにした。もちろん、関屋記念フジサイレンス(田子)を初め、来週のダリア賞で騎乗するマイネルハーバード(齋藤誠)など、テン乗りで騎乗する馬には感触を掴むために自ら追い切りをつける。尾形、相澤、松山、後藤、秋山など、有力厩舎から信頼を得ているのは貪欲に競馬に取り組む姿勢だろう。
 土曜日もアイビスティアラ(新潟1R、手塚厩舎)、ジーニアス(2R、栗東安田隆)、チアフルワールド(11R、堀井)など、勝ち星を計算できる馬が揃ったが、狙ってみたいのは12Rに出走するゴットザビート。栗田厩舎に騎乗するのは今回が2度目。柴田善、田中勝といった主戦ジョッキーがいるにも関わらず、初めて騎乗するのだから当然、力が入る。
 久々の前走はスタート直後に挟まれて、最後方。いくら降級馬といえども、逃げ馬が7馬身チギッた重馬場でシンガリにいたら勝負にならない。結局、メンバー最速の上がりで追い込んだが、7着が精一杯だった。ただ、前走はマイナス8キロと大幅に体が減っていたようにパドックで元気がなかった。しかし、一叩きした今回は坂路で僚馬を圧倒。活気が出てきて、体も元に戻った。これなら全力を出せる。
 新潟ダ1200mは好位から抜け出して勝っているベストの条件。吉田隼騎手に頼んだのも思い切った先行策を取って欲しいからだ。チャンスは必ずモノにする。
 相手は一戦必勝のスマートエッジ。中2週、中1週と連戦続きで軽めの調整しかできないように今回がギリギリの状態。ただ、普段、ケイコをつけている石神騎手にとっては3ヶ月ぶりに勝利を挙げるチャンス。今年の2勝はいずれも、同じ佐々木亜厩舎のレインボーロマンス。前2走(2着2回)で騎乗した吉田豊騎手が函館に遠征して巡ってきたチャンスだけに何としてもモノにしたい。人馬共に今回がメイチの勝負だ。
 久々のアンバージャックは距離に限界があるだけに1200mがベスト(1000〜1200mで[1100])。鞍上のヨシトミさんも魅力だが、後はノドの調子だけ。坂路で聞く限り、息遣いは悪くないが、今回は押さえまで。
 それなら絶好調の蛯名騎手が乗る関西馬アレクシオス。関西から転厩緒戦のペリーは先週まで動きが良かったが、直前追い切りが軽すぎるのが不満。追い切りをつけた武市師のジャッジも微妙。力は足りるし、体は細い位に仕上がっているが果たして…。函館帰りのペイルローズはケイコのピッチが上がってこない。もしかしたら夏負けかも。それなら前走(2着)のデキをキープしているジェイケイボストンへ。
[新潟土曜12R予想]
◎ゴットザビート
○スマートエッジ
▲アレクシオス
△ジェイケイボストン
アンバージャック
△ペリー 
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