コイウタ愛唄!辻三蔵の「ウィークエンダー
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 キャッシュコールマイルは度重なるアクシデント*1があり、不本意な結果に終わったコイウタ。しかし、ケガもなく、無事、帰国できたこともあり、スプリンターズSを目標に調整されることになった。先週金曜日、山元トレセンコイウタを見に行った奥平師は「遠征の疲れも取れたし、来週から運動を始めるよ」とニッコリ。「マイルでも鞍上が持って行かれるほどのスピードがあるから、スプリント戦を試してみたかった。脚を溜めて、末脚を生かす競馬ができれば、面白い。あくまで体調が整えばの話だけど、今から楽しみだね」と待ち遠しい様子だ。
 現在、22勝を挙げて、関東リーディングトレーナー3位につける奥平厩舎。土曜日は5頭がスタンバイ。中でも、新潟土曜8Rスイートフィズは確勝級だ。前走は後続を5馬身引き離す激しい逃げ争い。前半3Fは同開催の安芸S(準OP、ダ1200m)より0秒6速い33秒8。翌日のプロキオンSと0秒4差の超ハイペースだ。それでも直線で二枚腰を使うと、残り200mまで先頭。さすがに最後はバテたが、3着に踏ん張った。競ったエイシンイッテンはラベンダー賞で2着した快速馬だが、13着に大敗。1200m通過は同開催の1000万特別より速かった。500万ではスピードが抜けている。
今回は阪神ダ1400mから新潟ダ1200mへ、条件が好転。直線の急坂がなくなり、距離が短縮するのだから一気に逃げ切れる。「2走前、控える競馬をしたが、差しても味がなかった。現時点ではハナを切った方がいい。外枠(14番)を引いたけど、パク(田中博騎手)には思い切って逃げろと指示するつもりだ」と徹底抗戦の構えだ。最内枠(1番)に同型のカノープスがいるが、ゲートはあまり上手くない。スイートフィズが外から行き切ってしまえば、カノープスは2番手でも競馬ができる分、中舘騎手は抑える。前走より楽にハナを切れるはずだ。鞍上はタナパクこと、2年目で大ブレークした田中博騎手。昨年(4勝)を大きく上回る24勝を挙げている。連対脚質[逃13先13差10追3]が示す通り、積極的な先行策で活路を開いた。しかもこれだけ勝っているのにまだ、▲3キロ減。斤量は軽量49キロ。1番人気のグリーンアラモード(57キロ)との斤量差は8キロもある。スイートフィズには未勝利戦で騎乗して7馬身差圧勝。実力を把握しているだけに、強気に押し切る。
先週の坂路では力強い脚捌きで4F50秒7の好時計をマーク。先週から坂路は新しいチップに取り替えて、時計がかかる。力が要る馬場状態でこの時計はかなり速い。状態は前走以上だ。「未勝利を勝つ前から、この馬とトウショウガナーはモノが違うと言っていたけど、やはり能力は高い。これから上を目指す馬だけに、ソロソロ決めて欲しい」と奥平師も力が入る。前走はコイウタと同じ日に走ったスイートフィズ。更なる高みを目指して、再出発だ。
[新潟土曜8R]
◎スイートフィズ
○グリーンアラモード
▲アレクシオス
△ストロングラムダ
カノープス
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