桜花賞馬異状あり?辻三蔵の「ウィークエンダーセントライト記念プレビュー!順調すぎるのが逆に怖い?
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 アサヒライジングコイウタがまだ美浦に戻っていない中、桜花賞キストゥヘヴンは8月17日に美浦に帰厩。セントライト記念を目標に乗り込んでいるが、順調すぎるのが逆に怖い?420キロ前後と小柄な体ということもあり、少ない本数で仕上がるタイプだが、8月末から3日毎に時計を出している。
 戸田厩舎は角馬場での乗り運動に30分以上かけている上に、追い切り時は走り込まれて馬場が荒れているため、かなり負荷がかかる。そのため、先週の南ウッドコースでは[5F68秒9〜1F13秒4一杯]とどうしても時計はかかるが、数字以上に内容は濃い。同じ量の乗り運動をこなしたオールフォーラヴ(3歳未勝利)がへこたれる中、力強い脚取りで5馬身突き放した。1週前に強い追い切りができるのは体質がシッカリしてきた証し。今回は前哨戦でしかも牡馬相手だけにトライアル要素が強いが、それでもハンパな仕上げでは本番へのダメージが残ってしまう。思った以上にハードな調教をこなしているのはセントライト記念で揉まれても耐えうる体力をつけているからだ。目標はあくまで秋華賞だが、牡馬相手にどれだけやれるか、ちょっと楽しみだ。
 青葉賞4着とあと一歩でダービー出走権を逃したマツリダゴッホは菊に向けて好発進。札幌で1000万特別を快勝すると、3日後には美浦に凱旋帰厩。プール調整で疲れを癒し。9月に入って乗り込みを開始。先週の南ウッドコースではいきなり1番時計をマーク。5F64秒4(1F12秒8)と一見、時計は遅いが、これは3週に渡ってウッドチップを入れ替えたから*1。チップが大きく、まだ細かくなっていないため、通常より1秒以上、時計がかかる。しかも脚色は「馬なり」。バテたウインジェネラーレ古馬オープン)に合わせたので直線は抑えたが、追えば、楽に64秒台を切ったはずだ。何より札幌から帰厩して間がないにも関わらず(中3週)、落ち着いているのがいい。気性面の成長が前走の好内容に繋がった。体は出来ているため、あえて追う必要はないが、それでも速い時計が出てしまう。今週の追い切りでどれだけ動くのか、ワクワクする。
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*1:今週、3コーナーから直線の外側のチップを交換すれば、工事終了