その時…中館が逃げた!辻三蔵の「ウィークエンダーガーネットS追い切り診断!
人気ブログランキングにお願いします。ありがとうございます。
 昨年、2年連続、3度目のJRA年間100勝を達成した中館騎手。年々、円熟味が増しているが、「逃げの中館」は健在。正月競馬ではロトスナイパー(中山土曜7R△)、トーセンダッシュ(日曜1R◎)、ウインドストーム(日曜7R△)、デアリングワールド(日曜8R△)、シルクゾディアック(日曜10R○)、フェーヴ(月曜6R△)、ピーチブリーズ(月曜9R△)、ソレックス(月曜10R◎)と逃げ馬が一極集中。これに勝ち負けだったスルーレート(土曜12R除外)、マイイージス(月曜7R除外)がいたのだから、信頼は絶大だ。
 その極め付けがガーネットSジョイフルハートだ。主戦武豊騎手が騎乗停止で代打に起用されたが、迷わず逃げるだけに打ってつけのジョッキーだ。しかし、今回はフレグモーネ明け。[8300]と連対率100%とはいえ、今回は初めての重賞。59キロの極量を背負うだけに生半可の仕上げでは走れない。暮れの21日に栗東DWコースで6F78秒8、28日に坂路で4F49秒0と好時計を連発。昨夏、坂路を改修工事して以来、初めて50秒を切った。
 既に動ける体だけに直前追い切りは折り合い重視。4Fから14秒4→12秒1と絶妙のラップを刻み、終い1F12秒8でまとめた。4F51秒1とこの馬にしては平凡な時計だが、輸送を考慮した思い通りの調整ができた。これなら前走のように抑える競馬もできる。しかし、鞍上は今回限りの中舘騎手。後先考えず、逃げあるのみ。

●お読みになった方は→人気ブログランキングへお願いします。ありがとうございました。