餅食い競馬!辻三蔵の「ウィークエンダー中山金杯追い切り診断!
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 全休日明けの2日が「馬場開き」だったが、追い日だった3日(水)が実質、仕事始め。厳寒期ということで、正月太りしている馬が続出。餅つきならぬ、餅食い競馬の様相だ。 
 中日新聞杯(5着)で激太りしたトウショウシロッコ中山金杯)は正月返上。暮れの27日に坂路で[3F36秒2〜1F11秒6一杯]とビシビシ攻めて、31日(日)にも3F42秒5を出した。休みなく迎えた最終追い切り。2本目に3F44秒1を出して、3本目にエイシンサリヴァン古馬1000万)と併せ馬。エイシンが必死に追うのを横目に楽々併入。鞍上の吉田豊騎手は手綱を抑えたまま、フィニッシュ。先週、前走と太めを感じて追っていたが、今回は何もする必要がなかった。時計は馬なりで[3F36秒5〜1F12秒1]。前走は気合をつけて[3F36秒2〜1F12秒0]だっただけに、体が良く動いている。482キロと18キロ増えた体は追い切りを重ねる毎に実になっている。極端に絞れることはないが、470キロ台に戻れば、力を出せる。ひと足遅れの正月は金杯で乾杯だ。
 昨年の覇者ヴィータローザは太めが絞り切れない。ケイコ駈けしないとはいえ、反応が鈍すぎる(坂路4F53秒8〜1F13秒4一杯)。昨年は京成杯(9着488キロ)から476キロに絞れた。前走の鳴尾記念が482キロ。470台に絞れないと、厳しい。
 ディープインパクトの兄貴ブラックタイドは相変わらず頭は高いが、だいぶ、ケイコは動くようになった。それでも加減して走っている分、併せ馬でマチカネウマジルシ(牡8歳、古馬1600万)に負けてしまう。3歳春の快活な姿には程遠い。
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