アサヒライジング出走回避?辻三蔵の「ウィークエンダー中山牝馬追い切り診断!
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 アサヒライジングが追い切った後、突如、流れた中山牝馬S出走回避情報。故障が心配されたが、脚元に全く異常なし。トップハンデ56.5キロに異を唱えた古賀師が抗議を込めて、出走回避も示唆したからだ。確かに「重賞を勝っていないのに56.5キロは重すぎる」という異議はわかる。せめて、キストゥヘヴンと同じ56キロなら納得できたはずだ。
 ただ、調整過程、ケイコの動きは文句なしのトップだ。2月2日に美浦に帰厩すると、南ウッドコースを中心に乗り込み本数10本。ひと月かけて、ジックリ乗り込んだ。今週の南ウッドコースでは先週に引き続き、柴田善騎手が手綱を取り、最終調整。先週、5F63秒7と速い時計を出しているので今週は息を整える程度。引っ張り切れない手応えで内に入ると、余裕の併入(5F67秒1)。程よく気合が乗って、状態の良さがビンビン伝わってくる。米国遠征帰りの秋華賞(2着)時よりも仕上がりはいい。敵はハンデだけだ。
 今回が引退レースになる宗像厩舎のウイングレットアチェヴォーレはいい意味での平行線。上積みこそないが、前走の好状態をキープしている。ただ、ウイングレットにはハンデの恩恵がある。一昨年の中山牝馬Sを55キロで勝って以来、牝馬ハンデ重賞では56キロ以上、背負っていたが、今回は55キロ。ターコイズS、京都牝馬Sで連続2着しているのに同じハンデ戦だったターコイズSより1キロ軽い。重賞では頭打ちの7歳馬マイネサマンサが昨年のオーロC(ハンデ)より1キロ重い56キロなら、6歳馬ウイングレットの55キロは軽すぎる。ハンデが味方している。

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