エリア56…辻三蔵の「ウィークエンダー中山牝馬プレビュー!
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 毎年、コロコロ変わる古馬牝馬重賞路線だが、中山牝馬は永久に不滅。3月の風物詩として、中山芝1800mハンデ戦は定着している。ただ、施行時期が2週延びた2000年以降、トップハンデで勝った馬は2頭だけ。しかもハンデはどちらも56キロ。2003年レディパステル(2001年オークス)、2006年ヤマニンシュクル(2003年阪神ジュベナイルF)と両馬共にG1を勝っていた。2002年にはG1馬ティコティコタック(2000年秋華賞)が2着したが、このときは56.5キロ。G1馬といえども56キロがデッドラインだ。
 今年のトップハンデは4歳馬アサヒライジングの56.5キロ。昨年の牝馬クラシックでは桜花賞4着、オークス3着、秋華賞2着。さらに夏には米国に遠征してアメリカンオークスでも2着に好走していた。初めての古馬相手だったエリザベス女王杯で4着した実績を考えても、トップハンデは仕方がないだろう。
 それでも56.5キロは見込まれた。桜花賞キストゥヘヴンが56キロなのだから、G1馬を超える評価を受けた。G1で好走しているとはいえ、アネモネS以来、1年間、勝ち星がない。しかも今回は1番人気のプレッシャーがかかる。1番人気では3戦2勝だが、重賞では初めての体験だ。G1馬ティコティコタックですら勝てなかった56.5キロ。500グラムが重くのしかかる。
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