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　どんど晴れ！辻三蔵の「ウィークエンダー」。
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　台風一過の中山はすがすがしい青空。土曜朝から芝は「良」スタート。土曜２Ｒ（２歳未勝利、芝1800ｍ）でネオスピリッツが１分49秒０の好タイムで逃げ切った。野芝がビッシリ生え揃った芝コースは開幕週にふさわしい、高速馬場だ。
　京成杯ＡＨ（中山日曜11Ｒ）に出走するヴリルはまさに「晴れ男」。「晴れ、良馬場」なら６戦４勝。２走前のテレビ愛知ＯＰ（晴れ、良）は３着だが、勝負所で再三、前が詰まる不利。まともなら突き抜けていたはずだ。しかし、前走のＣＢＣ賞は雨に泣いた。直線で前をカットされたことよりも重馬場の方が痛かった。
　休み明けの今回は前開催のＮＳＴオープンに出走予定だったが、馬インフルエンザの影響で開催中止。しかし、そのときはまだ体に余裕があっただけに、更に乗り込んで万全に仕上がった。
　今週の坂路では先行するピンクカメオを楽々交わすと、余裕の先着。時計も優秀だが、ムキになる面もなく、落ち着いているのは好感だ。これなら折り合いを欠く不安はない。
　２コーナー奥のポケットにスタート地点がある中山芝1600ｍは３コーナーまで最短距離で走れる内枠が有利。先行力があるヴリルにとって、１枠１番は絶好の枠順だ。行く馬がいなければ、ハナに立てばいいし、ストーミーカフェが外から逃げれば、前に置いて競馬すればいい。気分良く走れば、芝1200ｍ〜2000ｍまでこなせるオールラウンダー。開幕週の高速馬場を味方に、一気に押し切れる。
　鞍上は若手注目株の田中博騎手。ＮＳＴオープン（中止）では水曜日に追い切りをつけて騎乗予定だったが、木曜日に村田騎手に乗り替わった。再度、掴んだチャンスだけに逃したくはない。持ち味の積極的な競馬を試みれば、結果は自ずとついてくる。お天気なら、どんど晴れ！
［京成杯ＡＨ］
◎ヴリル
○インセンティブガイ
▲マイネルレコルト
☆デンシャミチ
△ストーミーカフェ
△カンファーベスト
△タガノデンジャラス
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