メスナーの肖像!辻三蔵の「ウィークエンダー
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 メスナー(中山土曜10R)はチームコスモバルクでお馴染みの馬主岡田繁幸田部和則厩舎で道営デビュー。当初はセゾンレースホースで募集されていたが、気性難でまともに調教ができないため、競走馬になれない可能性もあるということで募集が中止。岡田繁幸氏の個人所有になった。デビュー戦ではのちに北海道2歳優駿を制するディラクエとマッチレース。アタマ差敗れたが、2戦目で勝利。その後、芝適性を買われて、中央競馬に転入した。 
 ただ、入厩当初はやはり、気難しさを露呈した。レースでは芝向きの軽快なフットワークを見せるが、スピードがありすぎて引っ掛かってしまう。前走はケイコからチークピーシズを着用。それでも、集中力を欠いて、追い切りすらまともにできなかった。
 しかし、転入3戦目の今回は動きが一変。折り合いがついて、坂路で好時計を連発している。先週は4Fから13秒5→12秒1→11秒7と徐々に加速。ラストは馬なりで1F12秒5にまとめた。4F49秒8は自己ベストを大幅に更新。前走は引っ掛かって1F14秒6と脚が上がり、全体時計(51秒9)も遅かった。折り合い面に進境を見せて、本来の実力をようやく発揮できるようになった。これなら実戦でも力は出せる。
 鞍上の大庭騎手は今年、10勝しているが、その内、6勝は6番人気以下。平地での特別勝ち(障害1勝)はながつきS(11番人気)、深秋特別(6番人気)と、3連単平均配当は40万を超える大穴ジョッキーだ。前走で癖を掴んで、今週の追い切りで気性面の成長を感じ取った。今回は思い切った競馬ができる。大物オーロマイスターが中京2歳Sに回り、低調なメンバー構成になった。混戦に強い大庭騎手の本領発揮だ。実力はデビュー戦で実証済み。落ち着きさえ取り戻せば、中央の500万でも通用する。メスナーの正体が今、明かされる。
[ひいらぎ賞]
◎メスナー
○タケショウオージ
▲ルシフェリン
レオマイスター
△レディリバティー
△タマモスクワート
△ニシノマルス
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