抱えたキセキ!辻三蔵の「ウィークエンダー
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 今週月曜日、坂路は古いウッドチップの全面撤去を行った。来週31日(月)に外側、4月7日(月)に内側の部分に新しいウッドチップを敷き詰める。古いチップを取り除いた今週の坂路は先週より1秒以上、時計が速かった。水、木曜日に4F50秒台を切った馬は17頭、1F11秒台をマークしたのは31頭もいた。先週の倍近い数字だ。松岡騎手は「特別、走りやすくなった印象はなかったですよ」と話していたが、チップを取り除いて負荷がかからない分、いつも通り走っただけで速い時計が出るのだろう。今週の坂路は時計を鵜呑みにはできない。
今週の一番時計はキンシャサノキセキ高松宮記念が木曜日に出した4F48秒3。今朝の日刊紙では「中間、挫石した影響を感じさせない圧巻の動き」と書かれているが、果たしてそうか。阪急杯で、キンシャサノキセキは普段の調教から我慢させることを教えていた。追い日が木曜日である堀厩舎は水曜日に坂路を2本登る。縦列調教で内目をゆっくり登るが、キンシャサノキセキは行きたがるのを必死に抑えていた。コースでの追い切りでも行きたがるのを抑えて、終いを伸ばす調教をしていた。
しかし、今回は坂路に追い切りを替えて、4Fから「実戦並み」に飛ばしていった。今週の坂路ならテンから飛ばしても馬場が軽い分、速い時計が出る。ただ、直線で足が上がった姿を見ると、数字ほどの信頼は置けない。阪急杯では結果的に引っ掛かってしまったが、折り合い面を考慮した調整だった。しかし、今回の調教は高松宮記念に出走させるための「状態重視」の調教だ。体は出来ていても、気持ちの面で不安が残る内容だった。

辻三蔵の「お仕事」
(連載)IPAT馬券道場ブログ(http://jra-dojo.jp/blog/index.php)今週のオススメ馬、載ってます!
    JRAHP「新馬クラシック情報」(http://www.jra.go.jp/topics/column/classic/index.html
「穴党OnLine」(http://anatou.com/)
(雑誌)『優駿』4月号「皐月賞桜花賞プレビュー」(ストロングポイントを探せ、ステップレース分析を担当)
週刊プレイボーイ』4月7日号「高松宮記念はチーム『馬』が涙の万馬券伝説を遺す!」井崎センセー、丹下さん、津田さんと共演してます。
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