元祖!坂路王決定戦!辻三蔵の「ウィークエンダー。BSN賞は東西の坂路王が激突!どちらが真の王者だ!
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 7月10日から改修工事のため、閉鎖されていた栗東の坂路コースは予定より1週間早い、8月15日からリニューアルオープン*1。7月下旬にウッドチップを全面、取り替えた美浦坂路同様、時計が1秒以上、かかる。新しいウッドチップは粒が大きいため、磨耗して削れないと、走りやすくならない。特に栗東では改修直前はチップが磨耗して速い時計が出ていたが、改修後は今まで以上に負荷がかかるため、終い抑える調教が目立っている。
 さすがに栗東坂路のレコードホルダージョイフルハートもちょっと戸惑い気味。前走(安芸S1着)の追い切りでは馬なりで[4F48秒5〜1F12秒5]を叩き出した坂路王が17日の坂路では[4F50秒9]とこの馬にしては平凡。4Fから12秒8→11秒8と掛かり気味に飛ばしていたが、これはいつもと同じ。ただ、今までのように終い伸ばすのではなく、直線で1F13秒6と抑えたのが気になった。
 そして、先週の追い切りが異例の2本追い。追い日前日の火曜日(22日)に[4F55秒8〜3F39秒3〜1F12秒2馬なり]と終い重点で流すと、DWコースに入った水曜日(23日)が5Fから12秒6→11秒4と引っ掛かって、[5F64秒2〜1F14秒5馬なり]と抑えるのが精一杯だった。今までより気難しくなっているため、調整に苦労している。それでも休み明けだけにある程度、ビシッと追わなければならない。改修直後の坂路ではテンから飛ばしていくと、オーバーワークになる恐れがある。直前追い切りでは折り合いがついているかどうか、確認したい。
 美浦の坂路王トウショウギアは荒々しさがなくなったのが悩みの種?欅Sの追い切りではテンからビュンビュン飛ばして[4F48秒3〜1F12秒4馬なり]の1番時計を出したが、前走は妙に折り合いがついて[4F51秒4〜1F12秒1馬なり]と大人の調整。以前のようにマウスネットを着けることもなく、ヤンチャな性格が大人になったなと感心していたら、クラスターCでは好位で伸び切れず3着。折り合いはついたが、持ち味のスピードは影を潜めた。やはり、ハナを切ったときは6戦5勝なように自ら主導権を奪ったときの方が走る。今日の坂路では今までのようにガンガン飛ばして、50秒の壁を破って欲しい。
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*1:栗東CWコースは予定通り21日から閉鎖