■

　はやく起きた朝は…辻三蔵の「ウィークエンダー」。日曜朝はHappy　Line！
●人気ブログランキングにお願いします。ありがとうございます。
　土曜日の奥平２番勝負は撃沈…。東京土曜１Ｒのレオプリンス（６番人気４着）はパドックで後脚の踏み込みが力強く、体つきも逞しくなった。好位から勝ちに行く競馬をしたが、前３頭が止まらず、４着まで。持ち時計は０秒８詰めていただけに、結果的には勝ち時計（１分26秒６）が速すぎた。それにしてもソエが出ていた同厩舎のデザインシチー（３着）も捕らえきれないとは…。本質的には芝の方がいいのかもしれない。一戦ごとに状態は上向いているだけに芝替わりで改めて狙ってみたい。
　東京土曜２Ｒのシルクグラディウス（11番人気15着）はハナを切らなかった時点でアウト。黛騎手は手綱を押していたが、出ムチを入れてでも逃げるという気迫がなかった。結局、的場隼人騎手のブラックジュニア（１着同着）がハナを奪い、そのまま逃げ粘った。一方のシルクはブラックに外から被されて、２コーナーで頭を上げてイヤイヤ。揉まれ弱さを露呈してしまった。馬体重は14キロ増えていたが、これは成長分。上積みはあっただけに逃げて負ければ、納得もいった。もう一戦、見てみたい。１、２Ｒは本当に気があっただけにショックは大きかった。
結局、奥平雅厩舎が勝ったのは続く東京土曜３Ｒ新馬戦のポケットビスケット（８番人気）。『馬』紙面上では本命を打ったが、当ブログで推奨しきれなかったのが心残り。１月中旬に再入厩後、坂路で連日、猛ゲイコ。２月１日の坂路では吉田豊騎手が気合をつけると、［３Ｆ50秒８〜１Ｆ12秒５一杯］をマーク。ひと追い毎に時計を詰めている。奥平雅師は「年末に入厩したときはひ弱な面があったけど、放牧に出して、体がシッカリしてきた」と目を細めていた。しかし、今週の追い切りでは頭を上げてソラを使う素振りを見せた。その点を奥平雅師に伺うと、「確かにまだ気性面に若さはある。今回は初戦で無理をさせたくないのでダートを使うけど、本質的には芝向きだろう。ただ、ユタカ（吉田豊騎手）はダートはこなせると言っていたよ」と期待と不安が半々。確かにジャングルポケット産駒はこれまで12勝しているが、全て芝。ダートでは２着はあれ、勝ち星を挙げていないのは気になった。しかし、吉田豊騎手が自厩舎の追い切りの合間を縫って、３週続けてケイコをつけたように素質を買っていた。
　心配通り、馬場入場でテンションが高くなると、返し馬では頭を上げて掛かり気味に飛ばしていった。しかし、レースでは好位で折り合いがつくのだからセンスがいい。砂を被らないように外目を回り、直線半ばで先頭。シーソングの追撃を振り切った。単勝2000円、馬連8330円、馬単19130円の高配当だった。勝ち時計１分41秒０が示す通り、相手に恵まれたのはあるが、元来が芝向き。素質があるからこそ、ダートもこなした。予想が◎→△で馬券も単勝を少額取ったが、このブログで書かなかったことを後悔している。だからこそ、日曜日は悔いのない予想をする。
　日曜日の奥平雅厩舎はヒヤシンスＳ（東京日曜９Ｒ）のニードルポイントで勝負だ。前走は期待通りの快勝。奥平雅師は「前走は初めてのダートからのスタートでダッシュがつかなかったけど、御神本が後方で上手く脚を溜めていた。４コーナー手前から上がっていくと、直線では御神本が手綱をグッと抑えて、ギリギリまで追い出しを我慢。外に出してから鋭く伸びたようにジョッキーが理想的な競馬をしてくれた。砂を被せても怯まなかったし、差す競馬ができたのは大きな収穫だよ」と満足そうな様子。確かに上がり３Ｆ37秒０はメンバー最速。抜け出してから手綱を抑えていたように余力十分。勝ち時計の１分26秒９は先週の同条件（１着パープルストック）より０秒６遅いが、これはペースが遅かったから。先行馬有利のダ1400ｍで追い込みを決めたのは価値がある。時計面の裏づけは同週の古馬500万より０秒２速かった未勝利戦（東京ダ1600ｍ）で実証済みだ。
　今週の坂路で手綱を抑えたまま、楽々４Ｆ50秒４をマーク。中１週でこれだけ速い時計を出せるのだから状態は更にいい。師も「帰厩してから２週間で使った前走よりも今回の方が上積みが見込める。相手が揃っているだけにウチの馬は穴人気ぐらいかもしれないけど、実力は決して見劣らない。今回はテン乗りの後藤騎手だが、騎乗は任せるつもりだ。逃げ差し自在の競馬ができるし、ジョッキーも思い通りの騎乗ができるだろう。今回は速い馬が揃っているし、この馬には有利な展開になりそうだ。流れに乗れば、チャンスはあるよ」とかなり期待している。逃げるトロピカルライトを巡って、内枠からピサノデイラニ、オープンザゲート、エイワムサシ、パープルライトが絡んで行く。雨が降って重馬場になれば、当然、先行馬有利だが、オープンだけにオーバーペースになりがちだ。そうなれば、先行馬がなし崩しに脚を使って、坂を登ってから形勢がガラリと変わるはずだ。「ノリさんが重賞を勝てるといった言葉が現実味を帯びてきたね。そのためにもここでいい競馬をしないといけない」と力強い口調で締め括った。
［ヒヤシンスＳ予想］
◎ニードルポイント
○フェラーリピサ
▲ピサノデイラニ
△ホットマニューバー
△ラインストーム
△トロピカルライト
●お読みになった方は→人気ブログランキングへお願いします。ありがとうございました。