■ - 辻三蔵の辻説法

　サタズバッ！辻三蔵の「ウィークエンダー」。土曜競馬！朝イチバン！
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　現在９勝と関東リーディングトレーナー５位につける奥平厩舎。「今週も楽しめるよ」と充実したラインアップ。土曜日は中山３Ｒのフジマサマックスと福島４Ｒのナンヨーサウスがスタンバイ。どちらも勝ち負けになるが、フジマサマックス（中山土曜３Ｒ）は師自らケイコをつけた。「先週、５Ｆからビシッと追って動きが良くなった。久々だけど、走れる体つきになったね」と好感触。展開に左右される心配があるが、「スタートが出ないだけにウチの馬は後ろから行くだけ。ただ、ノリさんも手の内に入れているし、前走のように３コーナーからマクっていけば、長くいい脚が使える。外枠（12番枠）ならスムーズに外に出せるし、心配ない」と意に介していない。
　とにかく、前走（中山ダ1800ｍ）で２着したときのメンバーが強かった。勝ったフォーミュラーワンは２勝して、伏竜Ｓに出走している。４、５着馬も既に勝ち上がっているようにレベルは高かった。12番人気だっただけにフロック視されているが、当時、師は「ウチがノリさんに頼むときは勝負になる馬を選んでいる。ノリさんが新馬戦（５番人気７着）から続けて乗っているのに、人気を落とすのだから納得がいかない」と怒っていたほど。勝ち馬を上回る最速の上がりで追い込んでいるのだから、今の未勝利なら力は上だ。「球節に不安を抱えているだけに、使い込むと、疲れが溜まりやすい。何とかこの１、２戦で勝たせたい」と意気込む。朝イチバンのオススメだ。
　相手は叩いて一変したスターシップ。とはいっても休み明けの前走はスタート直後に落馬。レースになっていないが、空馬になってから気持ち良く先行していたように今までになく、動きが軽かった。
　自由気ままに走ったのが良かったのか、今週の坂路では一杯に叩くラヴァリージェニオ（古馬オープン）を横目に楽々併入。馬なりで自己ベストの４Ｆ50秒４を出した。短期間で急激に変わってきた。芦毛の馬体が唸りを上げている。