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　VENUS FOREVER！辻三蔵の「ウィークエンダー」。中山日曜競馬徹底予想！
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　「今、本当に充実しているよ」と奥平師が唸ったタケデンヴィーナス（中山日曜６Ｒ）。確かに今週の追い切りには驚かされた。今週の坂路では厩舎の看板馬コイウタと併せ馬。さすがに脚色は見劣ったが、オープン馬に最後まで必死に食らいついた。４Ｆ50秒５は自己ベストを２秒以上更新。デビュー時は52秒台が精一杯だっただけに信じられない光景だった。連戦（中１週→中２週）の疲れが不安だったが、ケイコであれだけ動いたのだから全く心配なし。それどころか、更に成長している。
　「食欲は旺盛だし、一戦ごとに充実している。アネモネＳ（９着）がいい経験になったようだ。自己条件に戻れば、当然、勝ち負けだよ」と自信たっぷり。確かに２走前（中山ダ1200ｍ２着）の走破時計（１分12秒３）は同日の古馬1000万と同タイム。頭の上げ下げで２着だったが、勝ちに等しい内容だった。次　「ノリさんが自分から乗りたいと言ってきたようにジョッキーも気合が入っている。ダートで連対したときはいずれも重馬場なように脚抜きのいい馬場も合う。キッチリ決めたいね」と力強い口調で締め括った。
　奥平厩舎の今年初勝利がこの馬。デビュー２戦で14、11着。奥平厩舎では一番、ケイコが動かなかった馬が正月競馬で初勝利を挙げた。レース後、師が「この馬で勝てたことは本当に勇気づけられた」と語ったように幸先のいいスタートを切った。
　個人的にも今年最初の万馬券がこの馬。単勝6,470円（11番人気）、◎→▲で馬連14,070円、馬単34,250円の高配当だった。その後も人気以上に走っている孝行娘。節目の時期に現れる勝利の女神だ。
　相手は目下絶好調のケイアイスパイダー。前走（２着）の走破時計（不良、１分11秒８）はタケデンヴィーナスより０秒５速い。確かに明日も脚抜きのいい馬場になれば、スピードは脅威だ。とはいっても同日の1000万条件（１着トーセンブレイク）の勝ち時計が１分９秒７。1000万と同タイムだったヴィーナスと比べると、２秒近く差があった。同じ不良馬場でも１秒以上、馬場差があっただけに見た目の数字に囚われてはいけない。現にケイアイスパイダーを差し切ったリキサンファイターはその前のレース（０秒５差５着）でヴィーナスに完敗している。既に勝負付けは済んでいる。
　マルターズマガン、ケイアイスキャット、セレスマンと逃げ馬が揃ったが、ケイアイがハナを切って、同型を潰す。４コーナーでは先行馬が立て続けに失速する中、ヴィーナスがケイアイに並びかける。目標にされたケイアイにもはや逃げ場はない。馬券は馬単でヴィーナス頭からのケイアイ２着付けが大本線。△以下は力差があるが、ケイアイも交わされたら脆いだけに２着付けで差し馬を買うのも面白い。
[中山日曜６Ｒ予想]
◎タケデンヴィーナス
○ケイアイスパイダー
△セイコースペシャル
△コスモハナコ
△オカールノキセキ
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